ふと昔を思い出したけど、書き残さないと消えていくのが記憶

仕事中、ふと昔の記憶をパッと思い出した。
そういえば昔、友人がボルダリングを始めたと言っていて、自分も興味を持って体験に行ったことがある。
ボルダリングとは、ロープなどの特別な安全確保の道具を使わずに、自分の体と最低限の道具(クライミングシューズやチョーク)だけで、高さ数メートル程度の岩や人工の壁(ウォール)に設置された突起物(ホールド)を登るスポーツです。全身運動であり、体幹や筋力、そしてバランス感覚など、全身の能力と「頭も使う」戦略性が求められます。語源は、大きな岩を意味する「ボルダー (boulder)」に由来し、元々は自然の大きな岩を登る遊びが起源となっています。
そういえばボルダリングの先生がおじいちゃんなんだけど、専用の靴ではなくサンダルみたいのでグイグイ上に登っていくんだよ。
まるで仙人みたいだよな!っていうのを友人と話した。
そんな記憶の断片があり、そういえばこれって当時ブログに書いてたかな?って思い返してみたんだけど、ブログを始めるよりも前のことだった。
たまたま思い出したけれど、こうやって自分が体験したこととか友人との会話なんてすっかり忘れていた。10年以上ぶりにまたボルダリングに触れる機会があれば思い出したかもしれないが、記憶というのはとても曖昧だし時間と共に書き変わってしまう可能性もある。
それにもっと細かな話題だとか、その時の感情だとか思い出せないことも多々あるだろう。当時の手帳だとか、日記を見たらそういうことも書いてあるかもしれない。だけどその記録したもの自体どこにあるか不明である。過去に書いたものなら実家にあるだろう、だけど数多くある手帳のどこのページなのかはわからない。というかもしかしたら記録すら残していないかもしれない。
そういったアナログな記録は自分が生きてる限り意図的に出さなければずっと埋もれたままだろう。Evernoteなどのクラウドに記録として保存しておけば、一応は検索して探すこともできる。でも嫁ちゃんや子供はそんなクラウド上のデータがあることすら知らない。知ったからと言って別に得することがあるわけでも無いのだけど、自分が経験したこととか感じたことを誰にも見えない場所に置いといたらそりゃ誰も知る由もない。
「ボルダリングの先生が仙人みたいだった」という記憶なんて自分と友達とが共通の話題として過去を思い出すためのキッカケでしかない。でもそんな他愛もない言葉のキッカケをアナログの場にしまっておくよりも、自分も友達も見るかもしれないネットの海に放り込んでおいた方が探そうと思えば探すことができる。
今こうして書いているこのブログだって、約1ヶ月ぶりの投稿になる。しかもその前は半年もあいていた。近況の1ヶ月、そしてその前の半年分、いろんな体験や思い出があるのだけれど書いてこなかったことがもったいなと思う。別に毎日が新しい発見があるわけでもなく、ほぼほぼ同じような毎日を過ごしている。ただ、同じように思える毎日でも同じ日なんて一度もない。常に変化し続けているのである。諸行無常・・・。
最近なんてXに全然投稿もしてない。基本、ブログ書いたらそれをつぶやくのだけど、ここのところは総裁選のニュースばかりを見ていいねつけたりリポストしてたり。それだって自分にとっては大きな変化である。今までは政治については「どうせ誰だろうと世の中は変わらないだろう」程度でしか思ってなかったが、今はさらに難民問題なども含めてこのままじゃ日本が危ないと思うようになってきた。これは単に自分が年取ってきたからそう思うのか?!だとしても変化のひとつである。
もうひとつ書いておくと、今年10月に自主保全士1級の試験を受ける。ここ1ヶ月はその勉強も進めている。勉強してるからブログ書く時間が無いというのも本当ではあるし、パソコンが壊れてしまってるからブログ書くモチベーションが下がっているというのも本音だ。かといって丸一日試験対策の勉強してるわけでもない、せいぜい毎日30分程度だ。過去問をただただ解いてる。寝る前に勉強するのが日課になっている。今まで知らない分野だから頭に入りにくいっていうのもあるが、年齢的に記憶しにくいのかもしれないとも感じている。ただ、わからないならわからないなりに知識をひたすら浴びてノートに書いていく。わからないから投げだすのではなく、わからないなりに情報を浴びればいいと思ってる。10月後半には試験なので集中して勉強進めていかなきゃいけないが、今日は昼からずっとシンセサイザー触ってたな。
趣味の波もあるんだよね。クルーザーボード乗ったり、釣りやったり、手帳カスタマイズしたり、シンセサイザー触ったり。気持ちの浮き沈みがあれば哲学や宗教の本を読んだりスピリチュアルに手を出したり。同じような日々の中でも常に心や体は変化し続けている。そうした記録を記憶で終わらせずにこれからもブログに書いていこうと思う。



