トラベラーズノートを「洗う」ということ。

完全なる自己責任だが唯一無二を求めて・・・

日々使っていく中で傷がついたり、汚れたり、それを楽しむのがトラベラーズノートの醍醐味。

なのに、世の中には手に入れてすぐに表面を紙やすりで擦っちゃうとか、洗って色を抜いちゃうっていう手荒なエイジングをやる人もいるんです。

新品の革靴を履き潰した感を出すサービスもあるくらいですし、そういった「使い込まれた道具」を最初の段階から持ちたいって気持ちもよく分かります。

なので今回はトラベラーズノートを洗って色の変化を見てみようっていう実験です。

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今回手に入れた赤いトラベラーズノート。茶色と並べると明らかに赤っぽいですが、単体で見ると茶色かな?と思うくらいの色合い。

濃い赤茶色っていう感じなので、洗うことで色味が薄くなり鮮やかな赤になったらいいな!と思ってます。


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紙やすりほどではないけど、キッチン用のペーパータワシ?ガサガサなこいつで擦ってやります。あとはナイロンのブラシ。

ネットで出回ってる情報ではサドルソープという革用の石鹸で洗っているのを目にしますが、そんなもの持ってないのでボディソープで代用します。人の肌に使うものだし、革であっても問題ないんじゃないかね。

 

しっかり革を濡らしてから洗剤をつけたペーパータワシで優しく擦っていきます。そのあとブラシで全体的にゴシゴシ。裏面はやらずに表面だけを洗っていきます。

洗い終わったらしっかり水気を切りたいけど、バスタオルを使うと色移り激しそうなのでキッチンペーパーを用意しておきました。


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洗い終わった状態がこちら。濡れてるので全体的にしっとり感。乾いてみないと色の感じはわからない。

 

ついでにパスポートサイズのブルーも洗ってみます。こちらは色味が濃いのでぱっと見は黒のように見えます。
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洗い方は基本的に同じで、こちらはハンドソープを使ってブラシのみで洗ってみた。すすいで水を切る段階で面倒がって雑巾絞りの要領でギューって絞ったら錫の金具巻き込んで表面に丸い痕がついてしまいました。また、革の繊維が崩れたのがベロンベロンに柔らかくなってしまった。

 

洗い終わって乾燥した色味がコチラ
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鮮やか・・・とはほど遠く、くすんだ朱色の橋脚のようだ。丁寧に乾かしたので若干の反りはあるもののカバー自体もしっかりしている。
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ブルーのパスポートサイズは雑巾絞りの影響か型崩れをして形が歪んでおります。しかも表面に錫の金具の痕が残ってます。色味はくすんだ灰色と青が混ざった感じ。今まで使ってきたこともありムラも目立ちます。

この状態だと革もカッサカサなのでミンクオイルを塗りこんで仕上げていきます。予想では洗う前の色味にほぼ戻るのではないかと。

 

完成、ムラムラのトラベラーズノート!
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まず赤の方ですが、洗う前は均一な赤茶色だったものが洗うことで色むらができました。新品なのに使い込んだ革の感じが出てますね。理想としては鮮やかな赤になってほしかったですが、これはこれで落ち着いた色合いで良いのではないでしょうか。


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パスポートサイズのブルーはミンクオイルを塗ることで色味は濃くなったものの、最初の真っ黒状態よりは青みがわかるようになりました。

強く絞った際の金具とゴムの痕が目立ってしまってます。また、絞ることで革の繊維が緩んだのか革全体が柔らかくベロンベロンになってます。

型崩れもしたので革を乾かす際は雑巾絞りはダメ、絶対!

 

基本的に革製品を濡らすのは御法度といわれてますが、水濡れして一部色が変わるなら全体を濡らして乾かしたほうが目立たなくなったりもします。また、レザークラフトをやる人なら革を濡らすことで自由に形を変えるやり方があったりもします。

 

トラベラーズノートは一枚革とはいえ安いものでもないですので、よほど興味関心が無ければ「洗う」という行為をしない方が良いです。自分のイメージ通りになる保証はないし、元に戻すことはできません。

 

ただ、長い間使い込んでどうにもならないようなシミが目立って嫌だとか、見た目が気に入らなくて使うのが嫌になっちゃったとかならワンチャン洗ってみるのも手かもしれません。

 

僕自身は何かしら手を加えることが好きなので、今回イメージ通りではなかったものの、これはこれで良い!って思ってます。そしてさらにここから使い込んでいくことの変化も楽しみです♪