塗装をするために鍵盤を分解する。
鍵盤の黄ばみを落とすのではなく「塗装」することに決めた。
2018.3.24の記事をリライトしました。
窓際に置いていたため、太陽光によって黄ばんでしまったmicroKORG XLの白鍵。
白鍵というより茶鍵です。(悲)
こいつを「染めQ」を使ってキレイにしてやろうという計画。
ボディで影になっていた鍵盤の内側は白鍵のままです。
このことから紫外線によるものだということがわかります。
一応この状態のまま白鍵を拭いてキレイにした(つもり)なのだけれど、塗装の際に油分残ってて汚くなるのも嫌なので海外のサイトを見ながら分解してみることにしました。
必要そうな工具を揃えてみたけど実際に使ったのはプラスドライバーとマイナスドライバーだけでした。
まずは裏面のプラスのネジを全部外していきます。
裏蓋にはバッテリーの線が繋がっているので無理やり引っ張らないように注意。
コネクター部分を引っ張れば簡単に取れます。
次に手前側にある茶色い基盤を外します。
黒いプラスネジを外していけばOK。
茶色い基盤に繋がっているコネクターを外そうと思いましたがなかなか外れないので諦めました。
このコネクターは外さなくても鍵盤を取り外すことはできました。
コネクター横に茶色基盤が四角く穴が空いており、そこに白鍵パーツの引っ掛かりが出ているので丁寧に押し込んで外していきます。
そして基盤をひっくり返せばホラこの通り鍵盤が出現!
ぎゃー・・・埃が半端ない。
開けなければ気がつかなかったことだね。
掃除機でまずはホコリの除去。
鍵盤を取り外します。
一箇所ずれてますがざっくり3パーツに分かれていて、ちょこっと両面テープで繋げてあります。
さらにそれらのパーツは白鍵2つ、黒鍵1つのパーツが組み合わさっています。
黒鍵パーツに引っかかり部分があり、白鍵パーツの穴に引っかかっているのでそれらをマイナスドライバーを使って丁寧に外せばこのように分解できます。
鍵盤パーツの全体像
中性洗剤でゴシゴシ。
洗ったらちょっとはキレイになるかと思ったけど全然なりません。
重要なのは白鍵の表に見える部分なので細かい部分は軽く洗う程度。
何気に細かいゴミなど溜まってたりするので使い終わった歯ブラシなんかがあると細かい部分の掃除がやりやすいです。
分解は以上。
この後「塗装編」に続きますが、ここまでバラしたのなら漂白剤を使って鍵盤を白くするのもアリですね!(漂白剤による影響はわからない)
鍵盤の塗装はバラバラではなくまとめてやろう!ムラになるよ!
さて、microKORG XLを分解して鍵盤を取り出しました。
ここで注意事項がですが・・・鍵盤は「まとめて塗装する」ようにしましょう。
僕はそれを作業途中で気がつきました(笑)
鍵盤を染めQを使って塗装する
使用する塗料は染めQ「サンライズオレンジ」
プライマーを用意しようか迷ったけど、結論からいえば無くても大丈夫でした。
塗装時に注意する点といえば一度使用した古いスプレーを使うなら覚悟をしよう!ということぐらい。
以下で説明します。
塗装開始!
白鍵の指が触れる面は塗りやすいので、側面から塗っていきます。
全体的にオレンジ色に染まる中・・・赤いポツポツが目立ちます・・・。
2〜3年前に一度使用したスプレー缶だったので吹き口についていたと思われる固まった塗料も一緒に吹き付けられてしまいました・・・。
結論!スプレー缶は新しいものを使った方がいいです!
薄く塗って3〜5分乾燥。
また薄く塗って同じく乾燥を繰り返します。
なんだか夕焼け空のようで美しい・・・。
え?グラデーションになっちゃってる?てか、パーツごとにバラバラに塗ったら繋げたときに色の差が出るんじゃね?と今更気がついた・・・。
ご覧のように鍵盤によって色がムラムラ。
細かい部分だけバラして塗って、表面はこのように繋げてから塗ればよかったと後悔しました・・・。
薄い部分を集中的に塗って全体的に色が馴染むようにしてみました。
塗料も少ししかないので全体的に、大まかに色が塗れればヨシとしよう。
そもそも黄ばんだ白鍵が目立たなくなればいいのだから。(自分にそう言い聞かせる)
表面に飛んだ赤いツブツブ塗料もあえてそのまま。
また次回に塗り替える時がきたらヤスリかけて消そうと思います。
このままよく乾燥させて塗装は終了。
分解した逆の順番で組み立てていきます。
組み立て
組み立て時に注意するのはコの字型の金具に鍵盤を引っ掛けること。
ちゃんとここに引っ掛けないと鍵盤押せないだろうし、ここの爪を折る危険もありそうです。
黒いネジをもとに戻して組み立て終了。
あとはバッテリーから繋がっているコネクタを戻し、裏蓋をしめ、ねじ止めすれば全ての作業が完了です。
完成!!!
Before
after
microKORG XL サンライズオレンジVer.
よく見ればムラになってるし、赤いつぶつぶ付いてるけど元の状態よりは全然いいでしょ!
まとめ
組み立ててしばらく弾いてみた感じでは塗装が剥がれる感じはしない。
爪たてて無理やり引っ掻いたらどうなるかわからんけども。
このまましばらく使ってみて汚れたり傷がひどくなったらまた塗ればいいかなって感じ。
鍵盤の分解や組み立てが思ったより簡単だった。雑に扱わなければ壊れる心配もなさそう。
長く使って黄ばんだ鍵盤、中古で買ったmicroKORGの鍵盤が汚いとか、リメイクしたいって人は試してみるのもいいかもね。
この辺の作業は自己責任でよろしくね!