友人のあきおがブログで「マイナスな人生でもプラスになれる生き方 かさこ著」の本を読んでいたのが気になりAmazonで購入しました。
あなたが本当にやりたい仕事は何ですか?
この「本当にやりたい仕事」という部分が今の自分のなかですごく引っかかっています。まだ読み始めたばかりですので、とりあえず全部読んでから考えようとも思うのですが現状の引っかかり状態を記録として残しておこうかなと。
今やっている自動車部品のお仕事は単純作業の連続です。部品を機械にセットして、足でスイッチを押すとその金属部品が溶けてくっつくというもの。やり方さえ覚えれば誰でもできる単純作業のお仕事です。頭を使うこと無く淡々と目の前の作業をこなすだけです。これで稼ごうと思ったら一個に費やす時間をなるべく減らし、時間内に出来る個数を増やすしかありません。単価がすごく小さいので数で稼がないといけないです。
機械の動作速度をかえたり、作業効率を考えれば今よりスピードアップができるかもしれませんが、それでも1時間に出来る数はほぼ決まっているというのが現状。それが辛いかとえいばそうでもなく、作業そのものは簡単なので苦痛ではありません。まぁ退屈ではあるけれど。
うちの仕事はこういう数をこなさないといけない仕事がメインで、それとは別にハンドプレスを作ったり「こういうものが作れますか?」と連絡をいただいてものづくりもしています。
こっちは趣味的な感じでやっているので仕事としての気持ちは軽いです。それでも自分で作って出しているので責任感もってやってますけどね☆
自動車部品を作るのは出来上がっても相手(お客さん)の顔は見えませんが、依頼をうけて仕事をしている方は(実際に会っているわけではないし顔を合わせることもないけど)メールのやり取りなどで接する機会もあるので達成感や喜びを大きく感じます。
自分が何かを作ったことで喜ばれるのは自分としてもとても嬉しいなと思います。でもそうやって何かを作り続けることが好きか?というと「面倒だなぁ」「自分の技術が足りないなぁ」「ほかにもっとうまくやる人がいるから・・」と思うこともしばしば。
それをやっていることが「本当に好きなことなのかどうか」が分からなくなります。
もちろん「好きなこと」の中には面倒くさいことややりたくないことも含まれるだろうし、そういうものをやり遂げたからこそ得られる達成感もあるんですよね。
そんなことを考えながら昨日作った「モノ好きものづくりアドバイザー」という言葉を考えていたら、「あぁ自分ってものづくりとかするのが好きだけど、自分でやらずにアドバイスすること(悪く言えば口を出すだけ)が好きなんだなぁ」と思いました。
だから高校講師の時って最高に面白かったんだなって思います。
実習とかやり方を説明して、「こうやるんだよー」「こうするといいよー」って授業をしているのが楽しかった。そして機械を自由に扱って自分で好きな物を作れるというのが嬉しかった。
じゃあまた講師やればいいじゃない!といえばそうではなくて、「モノ好き」の部分が顔を出します。
「物好き」というと
わざわざ好んで、風変わりな事や人の嫌う事をすること。そういう人。