就職とか仕事について考えるなら読んでおきたい「手紙屋」著:喜多川 泰

働くってどういうことなのだろう・・・

おはようございますヤマナカ(@miapom)です。

この本のサブタイトルは~僕の就職活動を変えた10通の手紙~ですが、僕がこれを読んだのは就職してから1年くらいしてからだったと思います。

 

仕事というものにたいしての考え方とかやり方とか、将来に色々不安(見えないことへの不安)があるときに出会った本です。本来なら就職活動する前にでも読むべき本だったかもしれませんが、「将来」とか「仕事」について考える良いきっかけになりました。

 

 

Evernote-Camera-Roll-20141201-055058.jpg

「あなたの能力は、今日のあなたの行動によって、開花されるのを待っています。」

 

自分には何が向いているのか?

自分にはなにができるのか?

 

と考えていると、「・・・何もできないな」と感じてしまう

 

特に物事がうまくいっていなければいないほど、どんどんネガティブ思考になってしまう。

 

10年、20年と仕事を続けた人ならば「これはできる」「これは苦手」というものがある程度明確になってくるけど、これから就職する学生や就職して間もない社会人に「あなたの能力は?」なんて聞いたって「○○です!」なんて自信をもって答えるってなかなかできない。

 

言うことだけはできるけど。

 

これまで蓄積されたものに自信が無いかもしれないけど、あなた自身には他の人は持っていない能力がある。

 

もし今「自分には何も無い」と感じるのであれば「能力という種」がまだ開花されていないだけのこと。

 

それを開花させるのは「今日のあなたの行動」であり、今までではなく「これからの行動」なんだよね。

 

 

 

 

「安定も、将来の保証も無いけど、自分のやりたいことをやって生きてこう。」

 そりゃそうだろ!って思うね。

 

でも僕自身「自分のやりたいこと」っていうのがなかなか見つからなくて、今までずっと考え続けていた。

 

「どうやって稼ぐか」ってことは案外どうだってよくて、「どう生きるか」をとことん考えていったほうがいい。

 

小さい頃から将来の夢を語り続けられるなら、その子の将来は夢を現実に生きる。

 

でも学校生活や家庭生活の中で「夢と現実」を見せつけられると「夢って叶わないものだな」と感じ、夢を語るなんて恥ずかしいことのように感じてしまう。

 

そしていつの間にか「やりたいこと」ではなく「できること」の中から選択する人生になる。

 

本当にそうだよ、僕自身がそうだったもの。

 

でもね、夢を見続けることができなくても、夢を探し続けることはした方がいいよ。

 

やりたいことなんて何度変わったっていい、「自分がやりたいことは何なんだろう」って探し続けたら夢が見えてくる。

 

自分だって今になって「これがやりたい!」って夢が出てきたんだもの。

 

夢はエネルギーになる。せっかくこの世に生まれてきたのだから、夢を生きる人生を選んでもいいんじゃないかな。

 

 

 

しっかりとしたゴールを持つ。

ゴールを持った方がいいという意見と、ゴールは持たない方がいいって意見があるよね。

 

ゴールを目指して突っ走ればエネルギー全快で頑張れるかもしれないけど「燃え尽き症候群」となってそれ以降何もしたく無くなるかもれしれない。

 

ゴールそのものを持たなければ「達成したいもの」が無いのだからダラダラと過ごし何も得られないかもしれない。

 

だからしっかりとしたゴールをもちつつも、小さなゴールをいくつも持っておくのがいい。

 

 

しっかりしたゴールというのは夢みたいなものだけど完璧に達成できないようなものの方が燃え尽きないでいい。

 

燃え続けられるゴールを持ち、いくつもの小さなゴール(目標)を達成していったらそれらが成功体験となって走り続けられるね。

 

 

「今、目の前にあるものに全力を注いで生きる」

目の前にあるものはすごく小さなもののように感じて、つい次のことをやりたくなる。雑用だとか誰でもできるようなものを与えられて嫌な気持ちになるかもしれないけど、あなたに与えられた仕事はたとえ雑用だと思えても「あなたにできる能力があるからこそ与えられたもの」なんだよね。

 

誰でもできるような仕事っていったって、「誰でも」はできない。

これ本当。 何もできない人にはどんな些細なことも頼みたくないもんね。

 

 

その人になら任せられる安心感があるからこそ「仕事」を与えられる。

だから自分に与えられたことはどんなに小さなものでも全力で取り組むことが大切で、その小さな経験が自分を成長をさせてくれる。

 

ちょっと成長したら、もうちょっと大きいものを任せてもらえる。

 

ドラゴンクエストだって、ファイナルファンタジーだって、ゼルダの伝説だってそう。 RPG(ロールプレイングゲーム)でいきなりボスは倒せないでしょ。

 

なんの為にザコがいるのよ。 それはあなたを成長させるため。

複雑なダンジョンもそう、なかなか手に入らないアイテムもそう。

 

すべては自分を成長させるためのイベントみたいなもんだよ。

 

 

「止まっている人は、止まり続けようとする。動いている人は動き続けようとする。」

慣性の法則は物体だけじゃなくて、人間にも働くんだね。行動する人はそれに勢いをつけてさらに大きく動き出す。

 

一番大変なのは動くことじゃなくて「動き出す」こと。

 

動き出すために必要なエネルギーはかなり大きい。

 

だから「何かしたいな」って思った時はやらなきゃダメ。まずやってみよう。

 

「この本面白そうだな」じゃあ買ってみよう。

「あの子可愛いな」ちょっと声かけてみよう。

「バイトしてみようかな」とりあえず電話でもしてみよう。

「面白そうなイベントがあるな」見るだけ見てみよう。

 

悪い(ネガティブ)方向に動いて行くのは破滅の道をたどるけど、自分が「面白そう」「楽しそう」「やってみたい」と思った方向に動くキッカケを感じたならその勢いで動き出してしまうのが一番簡単。

 

そういう好奇心は大切にしていきたいね!

 

 

 

才能とは自らの努力で開花させるもの。

天才は「努力し続けることができる人」とも言われるように、最初からすごいことを成し遂げる人ではないんだよね。

 

鳥が卵から産まれた瞬間に飛び立つことなんてなくて、ヒナが翼をパタパタさせることで飛び方を学んでいく。

 

だからちょっとやってみて「うまくいかないなぁ」って・・・そりゃそうだよ。

いきなり自転車乗れないもん。

 

いきなり逆上がりできないもん。

 

いきなり試験合格しないもん。

 

でも稀にそれができちゃう人もいる。それは天才ではなく、その人はそれができるような経験を積んできてるからなんだよね。

 

才能が無いってあきらめないで、才能は育てるもんだって気持ちで取り組んだら気楽でいいね!