自分探し、本当の自分はどこにいるのか
高校2年生くらいになって就職というものを軽く意識をするとき、3年生になって就職活動が始まったとき、またまた大学生の就職活動でもそうなんですが「自分探し」をしようとしますよね。
自分が本当に求めるものは何だろう?
自分が心からやりたいことは何だろう?
自分が生きている意味は?
自分が生まれてきて、この世で何をするべきか?
なんて、自分の生きる意味を見いだそうと旅に出たりやるべきことを後にしてフラフラしたり、なんとなく「自分探し」という言葉がカッコ良く感じて探しまわったりします。
中には自分探しに出かけたまま、ずっと探し続けちゃう人もいるくらいです。
でも実際のところ、日本一周をしても海外一人旅に出かけても、「自分」はどこにいっても見つけることはできません。
もちろん旅に出て感性を磨いたり、海外に一人旅に出かけて人間的に成長することは素晴らしいと思います。
旅は旅として楽しむために行けばいい。
変にかっこつけて「自分探し」と言わなくたって、自分は「自分」なのだから今ここにいます。
「自分」というのは外に求めるものではなく、自分の内と向き合うことです。
だから外に出て行かなくても、自分自身について考えれば自分が「やりたいこと」や「なりたいもの」というのは案外身近に発見することができます。
小さい頃から好きなことは何だろう。
人に何かしてあげて喜ばれたことは何だろう。
昔から飽きずに続いている習慣はなんだろう。
その行動をしていて、大変だと思えても頑張れるものは何だろう。
「好きな事と仕事は別だ」とか、「趣味を仕事にすると趣味が無くなるよ」なんて言う人はいるかもしれませんが、そんなこと気にせずまずは思いを紙に書き出してみましょう。
好きな事でも「本当に好き」なら仕事として頑張り抜くことができます。
本当に好きなことが分からなければ「興味」があるものを目指すのも悪くない。
ただ「何となく嫌だけれど、給料が高いからやろう」では続かないし、仕事そのものを楽しめません。
就職をすれば生活のほとんどは「仕事」になります。
人生の大半を「仕事」をして生活することになるのです。
だからこそ自分で納得いく就職先を見つけられるよう、「自分の本心」と向き合うようにしてみましょう☆
これは本当の自分ではない
仕事をするようになって、できると思った事がうまく出来なかったり、ほんの一瞬の自分のミスをたまたま上司に見られてたりすると「これは本当の自分ではない!!本当はもっとできるんだ!」なんて思っていました。
大学を卒業して初めて就職した企業での工場研修で私は何度も何度も同じミスをして怒られていました。
頭では分かっているけど同じ失敗をしてしまう、ほんのちょっと気を抜いてつまらないミスをしてしまう。
その都度私は「これは本当の自分ではない!」と心の中で叫びました。
でも、このとき読んでいた本にはこのように書かれていました。 「自分で思う『自分』は理想であり、『本当の自分』は他人から見た自分だ」 まさに自分の中では「デキル自分」でありたい、きっとそうだと思いつつも他人から見れば「何度も同じ失敗をする出来ない社員」でした。
これを受け入れるのはかなりキツイです。
とくにプライドが高い人ほど「受け入れがたい事実」でもあります。
何も受け入れずに他人の意見も聞かず、つまらないプライドを持ち続ければそれ以上の成長は見込めません。
プライドを捨てて他人の意見を聞き、現実を受け入れることで人は初めて成長できます。 案外プライドというものは「百害あって一利無し」なんじゃないかなとも今では思います。
「自分のポリシー」だの言ってカッコつけても、他人から見れば「人の話も聞かない単なる自己満足」にすぎません。
プライドもポリシーも捨てたら個性が無くなるんじゃないか。
でも自分自身と向き合い、他人の意見に耳を傾け、その中で自分で決断を下すのならばそれこそ強烈な個性を持った人に成長していることでしょう。
まずは自分自身と向き合ってみましょう☆