「ヨコザワテッパン」とはなんぞ?厚い鉄板は美味いものを作ってくれる魔法の板!

ちょっと前にFacebookでお友達になった方がおりまして、その人が「いいね!」しているページに「ヨコザワテッパン料理部」なるものがありました。

 

アウトドア用のシングルバーナーの上に乗る小さくフラットな鉄板・・・。調理器具というにはとってもお粗末な感じだけどどこか惹かれてしまうそのシンプルなルックス・・・。

 

「ヨコザワテッパン」とは一体何なんだろう?Google先生に聞いてみたらこんなん出ました。

 

jetslow4wear.com

なにやら過去に見覚えのある体格の良い男性が小さな鉄板で肉を焼いておる・・・。

 

ライターでアングラーの横沢テッペイ・・?なんだかこの名前は中学生時代に読んでいた「ロッド&リール」という釣り雑誌で見たことあるような・・。

 

まさにその雑誌に出ていた人でした(笑)

わー、とっても懐かしい!まさか鉄板を検索してここで出会うなんて思ってもみなかった。出会うと言っても一方的にですけどね。

 

僕はダッチオーブンやスキレットなども使ったりしますが、鉄板で作る肉料理は最高に美味しいです。鉄板と言っても薄い鉄板で焼くのではダメなんですね、ある程度の厚さが必要。ダッチオーブンなどの分厚い鉄板は「蓄熱性」があるからこそ簡単かつ美味しい料理が可能になります。魔法の鍋ですね。だからこの鉄板は魔法の板だ!

 

小さいスキレット(100スキやニトスキと呼ばれるもの)も持っていますし、気に入って使っています。でもそれらは嵩張るし、その割に使える面積って小さい。持ち手もそのまま金属なのでめっちゃ熱くなります。

 

 

この切っただけの鉄板である「ヨコザワテッパン」で肉焼いて食ってみたいなぁ、「俺の板で焼く?」とか言ってみないなぁなんて思いました。実際、横沢テッペイさんの鉄板の説明を読んでいるだけで欲しくなってしまいました。(笑)

 

 

しかーし、鉄板+付属品であのお値段を出すには躊躇する・・・。嫁ちゃんに確実に怒られてしまいます。それにほら、見た目だけでいえば「これは自分で作れちゃうな」って思うのです。

 

 

横沢テッペイさんも言ってます

ヨコザワテッパンのコンセプトを、万が一どこぞのアウトドアメーカーがパクったとしても、たぶん何かをプラスアルファをしてくるでしょうね。余りにもシンプルすぎるので、このまま商品にするのはプライドが許さないと思います。

でも、取手をつけたり、ふちを曲げたりしたら、魅力は半減します。それはコンパクト性が著しく損なわれるからです。そしてこれ以上コンパクトにすることは、無理でしょう。もしパクるなら、全く同じものを作るしかないのでは?

ヨコザワテッパン「冒険用品の店 JetSlow4wear.」より引用

 

そう、もしパクるなら全く同じものを作るしかない。

僕はどこぞのアウトドアメーカーでもない一個人ですが、横沢テッペイさんをリスペクトして真似させていただきます。もちろん個人で楽しむ上での工作みたいなもんです。

 

ただここで自分で作ったとしてもそれは「ヨコザワテッパン」と似て非なるもの。いや、鉄板なんだから同じじゃん!という感じもしますが厳密に言って同じではない。いくら本物に似せて作ったところで本物みたいな偽物でしかないので、これらを使って「ヨコザワテッパン料理部」に投稿するのはおかしな話だし、そういうことをしてはいけないとも思います。

 

アウトドアにおいて同じように美味しい焼肉が食べたいな!という思いのもと、使っている材料やサイズをTTP(徹底的にパクる)したいと思います。

 

魔法の板を作ってみる

まずはホームセンターで材料の購入。

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材料は鋼板4.5mm厚 縦300mm、横300mm

 

これらをカットしてもらい、だいたいA5サイズ(150mm×210mm)にしてもらいました。鉄板1枚で2枚取れますね。A5サイズは厳密にいえば148×210なのですが、鋼板のカットには誤差もあるし、カット数に応じて料金も変わってくるのでこのサイズにしました。

 

切りっぱなしでOKであればこれで完成です!(全然自分で作ってないですけど・・・)

 

ここからは自分の使い勝手を考慮して、ちょっと手を加えていきます。この時点で徹底的にパクれてないですけどね。

 

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シャーリングでカットしてあるので鉄板のフチはバリが出ています。これを素手で触ると怪我する可能性があるのでベルトサンダーでバリ落としをします。また、角も尖っていて危険なので丸く削ります。ヨコザワテッパンの写真を見てみると角が丸めてあるので同じような加工がされているのかもしれません。

 

 

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角を丸めたら細かいバリをサンドペーパーで落とします。150番のペーパーでフチを磨いて仕上げました。さぁここからはシーズニングを行います。

 

まずは鉄板をよく洗って削りカスなどを洗い流します。

 

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鉄板を火にかけ熱します。ダッチオーブンと違って最初の段階で煙はほとんど出ません。鋳造であるダッチーブンは型から取り出すためにワックスが使われているようで、それらを取り除くためにタワシで洗い炎で焼き切る感じですが、鋼板の場合は洗剤で洗ってしまえば問題なさげです。

 

キッチンペーパーに少量のオリーブオイル(またはサラダ油など)を染み込ませ、鉄板に薄く塗っていきます。すると写真のように鉄板が茶色く変化します。ここで注意したいのはオリーブオイルを直接鉄板に垂らしてしまわないこと。

 

薄く塗るのがコツなのですが、大量のオイルが鉄板に残るとそれらが熱によってタール化され、べっとり真っ黒になってしまいます。そうなってしまったら削りとるしかありません。薄く何度も塗るのが大切。

 

 

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ある程度黒くなるまで塗れたらクズ野菜を焼いて「鉄臭さ」を取り除きましょう。本当はネギとかニラとか香りの強い野菜を焼くといいそうなのですが、うちには期限切れのカットレタスしかありませんでした。

それでも多少は役に立つだろうと炒めるの開始。フラットな鉄板なので勢いよく野菜をのせたらツルツルと滑って落ちてしまいます。これは実際の調理の時は気をつけないといけないですね。

 

 

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レタス焼いていたらこのように全体的に黒光りするようになってました。「ヨコザワテッパンみたいな鉄板」の完成です。

 

材料費と加工費合わせて「ヨコザワテッパン」の半分くらいです。2枚作れたのでさらにその半分くらいになりますかね。

 

ただ似ている鉄板というだけなので、これらを持っているからといって「ヨコザワテッパン」のコミュニティに入れるわけではないし、「僕もヨコザワテッパン使ってるよ!!」という喜びというか仲間意識見ないなものは感じることができません。

 

むしろ「ヨコザワテッパンをパクってしまった」という罪悪感、オリジナリティを出せない残念さ、同じであって同じでないという疎外感が芽生えます。考えすぎでしょうか(笑)

 

やっぱりこういうモノは、「同じの使ってまーす」という仲間意識を持ちたいという部分も大切で、それらを得るためにプラスαの料金を払っていると思えば妥当な金額だと思います。お金に余裕があるなら何も考えずにヨコザワテッパンを買っちゃってますけどね。

 

あとはどうしても「自分で手を加えて作りたい」という気持ちもあるので、やっぱりなんだかんだいってマネしちゃってたかもなぁとも思います。

 

 

とりあえずはこれで肉でも焼いて美味い飯を食いたいです♪

 

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