「竜とそばかすの姫」見てきた。ネタバレしちゃうかもな感想。

仮想空間でもうひとつの人生を過ごせるなら自分ならもう現実世界に戻って来れなそう。

細田守監督の最新作である「竜とそばかすの姫」。見てきた感想をダラダラと書いていくよ。

 

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内容としてはサマーウォーズのような現実と仮想世界(インターネット空間)のお話。

 

現実では冴えない女子高生である主人公(すず)が、「U」という仮装空間では歌姫(ベル)としてバズり、世界的な有名人になっちゃう。

 

Uの中で偶然出会った「竜」という荒くれ者に興味をもち、その後展開されてくお話。

 

 

 

 

サマーウォーズとの大きな違いとして、サマーウォーズでは「悪」とされる相手がいたのに対して、「竜とそばかすの姫」では「過剰な正義」が悪に見えてしまう内容になっている。

 

正義の人たちは「みんなのため」に正義を振りかざすのだけど、見ようによってはそれこそ悪だろうと思えてしまうのがとても現代的な構図だと思った。

 

誰しもが平和に暮らしたい、だからこそ秩序を守るものが必要になるのだけど、行き過ぎた正義は悪のそれと何ら変わりのない行動をしているというのがよくわかる。

 

これは普段ネット上で起こっていることでもあるし、なんなら世界のニュースを見ても同じようになっている。

 

守るべきものがあって悪になる者もいれば、みんなのために正義をつらぬく者もいる。

 

そんなお話なのね。

 

主人公のすずは現実世界ではごく普通の女子高生なんだけど、Uの世界では世界的に有名な歌姫になる。そしてそのキャラクター像もとても美人というか可愛いので魅力的。

 

実は映画を見る前に嫁ちゃんから「佐藤健(竜)が声やってる」と聞いてたにも関わらず、映画を見てるときはすっかり忘れてた(爆)

 

(・∀・)あれ?佐藤健ってどれ?

 

嫁ちゃん「竜だよ!」

 

ってことで全くその辺りをスルーしてしまって後悔。それなので明日また見てきます(笑)

 

今回嫁ちゃんと娘と見に行ったのですが小学生低学年にはちょっと退屈な内容のお話かもしれない。うちの娘も途中飽き気味だったし、他の席の小さい子もしゃべり出してた。

 

サマーウォーズのように「はい、今戦っていますよー」っていうよりも心の中の葛藤や心情の変化を楽しむような内容かな。映像や音楽が美しいってのはあるんだけど、小さなお子様が見ているだけで内容を理解して楽しめるかっていうとちょっと難しいかもしれない。

 

 

今回、何も前情報を知らずに映画を見に行っちゃったけど、声優陣は役者さんやアーティストなどそっちでも話題性があったんだね。

 

そういう情報があるとより深く楽しめると思うよ!うん。

 

映像もとても美しく、仮想現実の世界観をすごく楽しめる。それにベルが歌う「U」という曲も耳に残るのに歌える気がしないくらい音が高密度で迫り来る(笑)

 

 

 

とりあえずiTunesで曲買ったよね。

 

人生はやり直しできないけどUならやり直しができます。

 

こんな仮想空間があったなら、僕はもうそっちの世界に入り浸ってしまいそう。きっともう現実に帰ってこれない自信がある(爆)

 

こういうことが体験できる未来はくるのかなぁ。生きてるうちにぜひとも体験したい。

 

そんな感じの映画でした♪