ありがとうおじさん。さようならおじさん。

今日は冬には珍しく朝からかなりの量の雨が降っていました。日中は20℃にもなりとても暖かい一日でした。

 

そして今朝、おじさんが亡くなりました。

おじさんとは母の弟なのですが、末期のガンで抗がん剤もほぼ効かないほど進行していました。

 

小さいころからじーちゃんばーちゃんの家に遊びに行くと、遊び相手になってくれたりお小遣いをくれたりしました。僕が大学生になった時にはノートパソコンを贈ってくれ、そのパソコンを使ってパソコンの操作の基礎や構造を学んだからこそ今こうして扱えるようになりました。

チャットを通じて友人が増えたことを伝えたとき、パソコンを使ってそうやって人生に広がりを持てたことをとても喜んでくれました。

先週末、もう退院できず病院で最後を迎えることが決まり、半日だけの一時退院となりました。身辺整理ということで僕も数ヵ月ぶりに顔をあわせることになりました。死の宣告を受けたおじさんと、いったい何を話せばいいのだろう。そんな心配は多少感じつつも昔とかわらずお話することができました。

倉庫にキャンプ道具あるから持ってって良いよと言われて持ち帰った道具達。

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PSSA型コンロ

 

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MORITA コッフェル

 

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ビクトリノックス オフィサー

 

これらはおじさんから貰った最後のプレゼントとなってしまいました。

一週間前はまだ自分の足で歩き、元気そうな感じでしたが昨夜は意識もうろうの状態で車イスでなければ移動できないくらいになってたとのことです。

今年の年越しはうちで一緒に過ごそうと話していたところだったのに、とても残念です。

 

先週会った時に「今こうしてパソコンを扱えるようになったのはおじさんのおかげです。ありがとうございます。」と伝えようと思っていましたが言えませんでした。

おじさんは病院から先は長くないことも聞かされていましたが、僕がそんなこと言えば会ってわざわざ「最後のお別れ」を言っているようなものだからです。

言えなかったけど、言わなくてよかったとも思ってます。感謝の気持ちは持ちつつも顔を合わせられただけで良かったと思ってます。別れ際に「それじゃあまたね」という言葉の「また」があるのかどうか一瞬戸惑いすらありました。実際には「また」会うことはできなくなってしまいました。

僕はおじさんから与えてもらうばかりで何もしてあげることはできませんでした。

僕ができることはおじさんの姉である母をサポートするくらいなのかなと思います。

 

心よりご冥福をお祈りしたいと思います。