
今年の夏、会社でこのような試験資格があるよって案内されたのが「自主保全士」。
保全に関しては興味あったし、実務経験も4年は超えてるのでせっかくなら1級を受けようと。
それに会社内でこの資格を持っている人がかなり少ないので、持っていれば自慢できるだろうという浅はかな目的もありつつ受験してみることにしました。
申し込んだのは7月の半ばくらい、なので勉強期間は3ヶ月半ほどになります。

宇都宮の試験会場。
資格試験なんて何年振りだろうか、最後に取った資格は第二種電気工事士で今から15〜6年くらい前。今回の試験まで3ヶ月半はあったけれど、1日あたり約30分程度しか勉強はしておりませんでした。また、この3ヶ月半毎日やったかというと・・・たぶん2ヶ月半くらいかな。
正直なところ練習問題すら全部を終わらせたわけではないし、実技のテキストにおいては全然手をつけていない。はやい話が「圧倒的勉強不足」なわけです。

とはいえ、そんなことはわかっていても受験申し込みはしちゃってるわけだし、勉強不足で合格は難しいとわかってはいてもマークシート方式だしワンチャン可能性はあるだろうと当日まで粘りました。
結果、撃沈でした。
問題解き始めてすぐに圧倒的知識不足だと痛感。問題の意味がわからない。問題がそもそもわからないから◯か×の二者択一なのに見当もつかない。

ちなみに合格ラインは学科と実技でそれぞれ75点以上。学科だけでいえば6割から7割は「これはバッチリ!」がありしたが、学科だけで試験時間120分のうちの100分ほどを使ってしまいました。
回答用紙裏面が実技試験になりますが、圧倒的時間不足!!
実技試験は◯か×かではなく、解答欄に入る言葉を選んでいく形になります。勘でどうにかならない!!とはいえ問題をよく読めば「きっとこれだろう」という回答は導けます。気がつけば残り5分。
これはもう普通に解いても無理だと判断したのでマークシートをひたすら埋めていく作業です。これもうまぐれであたればいいやとかではなく、逆に当たっちゃたら問題です。何もわかってないのに資格を取るわけにはいかない。しかし何も答えずに白紙で出すわけにもいかない。
残り1〜2分、投影図に関する問題なら分かる!できるところはとりあえずやる。でもこれ明らかに不合格だということを痛感しながら試験を終えました。
さて、今回の結果を待つことなく不合格だということを悟ったわけです。この3ヶ月半、毎日では無いにしろほぼ毎日勉強をしてきました。今回の試験で諦めたら「不合格」で終わります。
全く勉強をしてなかったならば「使った時間がもったいなかった」なんて思うことはないでしょう。毎日少ない時間ですが、時間になったら「勉強をやろう」という習慣にはなってた。これを「不合格だからもうやーめた!」と言っていいものか。今からまた勉強を始めるならば12ヶ月もの時間がある。
今からまた1日30分だったとしても、10950分(182.5時間)も勉強することができる。そんなん、確実に合格ですやん。
自主保全士の勉強は実務でも使うことがあるし、そこでの学びはまた業務に活かすこともできます。「落ちたからやめる!」と言おうと思ってた気持ちもあるが、仕事の延長として1日30分の学びの時間を使っても良いのではないか。
そしてそれでまた来年の試験に挑んでみてもいいのではないか。そんな気持ちになっております。
持ってたら一目置かれるだろうというヨコシマな考えからスタートしたのは確かだけれど、圧倒的に足りなかった「時間」というものが来年の試験を目標にすることで「圧倒的な時間」になる。
「諦めたら、そこで試合終了ですよ」
って。
この3ヶ月半を「無駄に過ごしたな」と思いたくないから、あえて来年のための勉強時間として使ったんだと思いたい。
そんなことを思う、資格試験でした。



