山に登らなくとも用意しておきたいエマージェンシーキット

「エマージェンシーキット」というものを知ってますか?

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震災以降、家に防災グッズを揃えている人も多いと思いますが、登山をする人も必要最低限のエマージェンシーキットを装備していると思います。

こういうものは職場でも学校でも準備しておくと「安心」につながるものなので、1つ2つ用意しておくと良いと思います。

上の写真のものはワイルドワンで基本セットとして売られていたものに、自分でプラスαしたものです。

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500mlのナルゲンボトルを防水ボトルとして、エマージェンシーブランケット、ホイッスル、マッチ、エスビット(固形燃料)などを入れています。

左の紐がついてるものは小型のナイフ、ホイッスル、ミニライトで登山の時に身につけているものです。

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できればエマージェンシーキットの方にもナイフとライトを追加で入れておきたいですね。

登山行動において現代ではあまりナイフの活躍は少なくなっているかもしれませんが、ロープなどを切断したい場合などは刃物が無くては切ることがとても難しく、ロープ一本切れないために命に関わることもあるかもしれない…と、いうことで小型のものがあると安心です。

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ホイッスルは助けを呼ぶため、こちらの存在に気づいてもらうために使います。 遭難などの場合に「大声で叫ぶ」のは体力を消耗させてしまいます。また高い音は遠くに響きやすく、気づかれやすいです。 様々なアウトドアメーカーから売られていますし、アウトドア雑誌などでも取り上げられているので「吹きやすいもの、音が伝わりやすいもの」を選んで用意しておくといいと思います。写真のモンベルのものは吹く力が弱くても音が出やすいということで購入しました。

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エマージェンシーブランケット おなじみの銀色でペラペラの薄いビニールシートです。常用するにはカサカサとうるさく、一度パッケージから出してしまうと元のサイズに戻らないので使い勝手がいいものではないです。 しかし極限状態では体温の保持や、雨風から身を守るために大変役に立つものです。 できれば2つ買ってひとつは試しに使ってみると良いです。メーカーによってサイズ違いや色の違い(金と銀)などありますが、物としては大差ないと思います。

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マッチ、ライターなどの火器類。 エマージェンシーキットに入れておくのならば「防水マッチ」が安心です。 普通のマッチでも溶かしたロウでマッチの先端をコーティングすることで防水にすることができます。

フリント式(擦って火花がでるもの)や電子式のライターは便利ですが、雨の時や低温時には火がつけられない場合があります。予備として揃えておくのは良いと思います。

ここではエスビットという固形燃料を入れてありますが、長く燃える着火剤として便利なのは「ガムテープ」「ゴムチューブ」などです。

火を起こすことで光と熱が得られ体を温めることができます。また調理をすることや存在を知らせることができます。他にも、野生の動物などから身を守るためにも「火を起こす」ことは覚えておきたいスキルです。

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ナルゲンボトルは水などの飲料の保管、防水ボトルとして使用できます。 この写真のものは蓄光ボトルなので暗いところで光るので存在を教えてくれます。

僕の持ってるものは以上ですが、人によっては常備薬や非常食、救急キット(ファーストエイドキット)などをいれたりします。変わり種だと「家族の写真」などを入れて心の安定剤にする人もいるみたいですね!

自分も入れておこうかな。

他にも「エマージェンシーキット」で検索すると様々な組み合わせや保管方法などがあるので調べてみましょう。 モンベルなどではセットになっているものが販売されているので、それをベースに自分に必要なものを組み合わせてみるのも良いかもしれません。

ただ、なんでも詰め込みすぎると持ち運べなくなるので「最低限必要だと思われるもの」を吟味しましょう☆