絶対必要な作業ではないけど、何かしら手を加えたくなるオピネル
誕生日プレゼントとしていただいたNo.12のカーボンモデルのオピネル。
普段の使用はキッチンがメインステージになるので赤サビ対策として黒サビ化をさせます。まずはサンドペーパーを使って刃の表面のサビ取り。ほんのちょっと使っただけだけどもうサビが出ているのがおわかりだろう。
ちょうど手元に♯600のサンドペーパーがあったのでこれを使う。磨きたい人はとことん磨くのも良いと思うが、自分は表面のサビだけちょこっと落とせればいいので600番だけで終わりにする。
一定方向だけに磨けばヘアライン仕様になる。これも黒サビ化したら多分見えなくなるだろう。ペーパーがけが終わったら脱脂作業をする。今回はパーツクリーナーでシャーっと油分を飛ばしていった。パーツクリーナーが無い場合はキッチンで使う中性洗剤を使ってよく洗えばいいと思う。
そして黒サビ化に必要なのは紅茶とお酢である。
賞味期限が切れたハチミツなんちゃらティーというのが余ってたので5〜6袋を鍋に入れて400ccの湯で煮込む。Tバッグにたぶん100ccくらい持っていかれる。
紅茶が煮出されたらNo.12の刃が浸かるくらいの容器に入れる。
熱湯いれても安心なナルゲンボトルを使用した。
濃いめの熱々紅茶300cc、そこにお酢を100ccいれてナイフ投入。
あとは30分くらい放置したのち水で洗い流したら・・・
はい完成!皆んながよくやるオピネルの黒サビ化!
オピネルの初期状態は刃の当たり外れもあるだろうから革砥でストロッピング。これだけでかなり切れ味も良くなった♪
ついでなので柄の部分も加工しちゃう!
オピネルのカスタムといえば黒サビ加工の他には柄(持ち手)の加工だろう。自分が昔初めて買ってもらったオピネルも柄を別のナイフで削って加工してた。何というか原点回帰のつもりでその時と同じような加工を施してみた。
この時点で後悔だよね。ちょっと誇らしげに「OPINEL」の部分を残してはみたものの、全体的に汚くなってしまった。
そして今回はリューターも使って名前(ハンドルネーム)も彫ってみた。
最後にアマニ油などの乾性油塗って終わっても良かったが、せっかくなので今回はバーナーで焼いてみることにした。
そして出来上がったのはこんな感じ。
ぱっと見はまぁ渋い感じが出たのだけれど、よく見れば「焚き火に突っ込んだ枝ですか?」みたいな状態なのが悲しい。ノーマルのスベスベ感は無くなり、実用的なザラザラ感。これはまた後で修正するだろうな・・・きっと。
名前部分は彫りが浅かったので彫り直し。
柄の部分は焼いた後にアマニ油で仕上げた。しかし炭化した部分はザラザラなので艶が出ないね。しばらくはこのまま使ってみて様子をみていこう。気に入るかもしれんし、別のアイデア出てくるかもしれんし。
ピンタレストなど見ていると海外のオシャレなオピネルが出てくるのでこれらを参考にしようと思う。(先に参考にしとけよって話なんだけども)
とはいえ、うまくいかなかったとしても自分が手を加えたナイフっていうのは愛着が湧くもんなんだよね。まだまだ進化の可能性があるってだけで楽しいんだわ。