コールマン508Aの圧縮不良のメンテナンスをするぞ
実家でのキャンプごっこに暖房用として持っていったコールマンのホワイトガソリンバーナー(508A)なんだけど、実際に火をつけようと思ったらポンピングに圧縮が全然かからずにスカスカ棒が動くだけ。
無理して火をつけることには成功したけれど、追加ポンピングをするも火力は上がらず。
結局暖房のために持っていったにもかかわらず、ポンピングだけ一生懸命になって汗をかくという暖房器具になってしまいました。
圧縮がかからないということはポンプカップの不良が考えられます。
僕のやつは数年前に自作した「革カップ」仕様になっているのでそいつがちゃんと仕事をしていないってことですね。とりあえず現状把握のために圧縮ピストンを取り外します。
形状がちょっと歪な革カップ登場。乾いてボロボロになっていると思いましたが、ちゃんと弾力もありまだまだ使えそう。予備パーツもない状態なのでとりあえずこのままオイル補給して使ってみます。
タンク側の内側を覗くもキレイな状態でした。念の為ボロ布で拭き掃除のみ。奥に見えるパーツを取り外してOリングのチェックもしたいところですが、下手にやるとナメてしまう恐れがあるということで今回は何もしない。
問題なのはここに使うオイルなんだけど、以前買ったものは多分実家に置いてあるはず。
適度な粘度のオイルが無いので釣具に付属のオイルで代用することにする。使っやのはアブガルシアとキャップの青いシマノ純正オイル。
ポンプカップとカップが移動するタンクの内側にしっかりとオイルを塗布しておきました。
元通りに組み上げてポンプの圧縮をやってみる。
スカスカ感がなくなり、しっかりと空気を押し込んでいる圧力が手に伝わってくる!
使わずにずっと放置気味だったのでオイルが乾いてしまってたんだな。
なんならバラさずにオイルだけ注入すれば直ったと思う。
火がついたらもう30回ほど追加ポンピング。
ゴウゴウと青色の炎が美しい!これならヒーターアタッチメントを乗せてしっかりとストーブの役割が果たせるぞ♪
これを修理するためにYouTubeでメンテナンス動画をいくつかみたけれど、そういうのをみているとレバー2本タイプやマルチフューエル(レギュラーガソリンが使えるモデル)とか欲しくなってくる。
ただ一時的に欲しい!と思ったところで、それを使う機会はあるか?と考えるとほぼ無いのよなぁ。
このホワイトガソリン専用モデルであっても以前は灯油を入れてケロシンモデルでヒャッホー!なんて遊んだこともあったし(何気にそのまま使えた)、多分レギュラーガソリンをそのまま入れても何とか使えるんじゃないかとは思う。
ただそれを日常的に使うとなるとジェネレータの詰まりなんかも出てくるだろうし、全体的に煤で汚れてきたりというのもあるんだろうな。その度にバラしてメンテするのもまぁまぁ面倒臭い感じではある。
これを購入して20年以上は経っているので、そろそろOリングなどのゴム類だけは一通り交換したいところ。調整ハンドルの隙間からガソリン漏れてきたら火だるま確定だろうからヒヤヒヤしながら使ったもんね。次回メンテナンスはその辺の細かい部分に手を入れていきたい。