自分ではなんとも思わないことでも他人から見たらすごいことはある。と気づかされた話。

昨日、小学生時代の恩師を交えてのプチ同窓会がありました。同級生どうしでの飲み会などはたまに参加するのですが、今回は何と言っても当時の担任の先生が来てくれたのがとても嬉しかったです。

 

久しぶりに会った人との会話というと「今は何してるの?」というのが一般的ですかね。僕の場合もそんな感じで先生と話し始めました。

 

僕の現在の仕事は「溶接工」というもので、簡単に言うと金属部品を溶かしてくっつけるような仕事です。そしてそのメインのお仕事とは別に、「趣味の範囲でレザークラフトで使用するハンドプレスというものを作ってます」「アウトドア用品のメンテナンス工具を作ってます」なんて話をしてました。

 

僕の場合は自分で設計をして材料を選び、それらを加工して組み立てるというのをプラモデル感覚で作っています。部品同士が合わないようならちょっと加工をして取り付けるっていうのも、ものづくりにたずさわる人であればごく普通のことだと思っています。

 

先生はそれを聞いて「クリエイターだね!クリエイティブだよ。」なんて言ってくれ、一緒に聞いてくれた友達も「それすごいね!そんなことできるの??」なんて言ってくれます。僕からすれば別に大したことでもないし、誰でもできるようなことだと思っているのに。

 

そして話は隣の友人に移り、趣味としてボディービルをやってるという話になりました。彼は週に何回かスポーツジムに通って自分で考えながら身体を鍛えています。筋肉をつけると言っても闇雲にマシンを使って鍛えられるものでもないし、筋肉を成長させるための食事や維持など知識や技術を持っていることに驚きました。

 

そう、「自分では大したことではない」と思っていることでも他人から見るとすごいことなんです。

 

本人は呼吸をするのと同じくらい、ごく簡単にやっていることでも他人から見れば神業か!!と思えるようなことって誰でも持っているんですよね。それらは自分ではよく気付いてたりしないけど、大抵は好きで何時間でもやっていられることだったり、いつもそれのことについて考えてしまうくらい好きなことだったり。

 

「好きなこと」がなんだかわからない、「やりたいこと」がなんだかわからない(僕も以前はずっとそう考えてた)という人でも、誰にでも必ず熱中できる何かがあるはずです。それが「好きなこと・やりたいこと」であると気がつかないだけなんですね。

 

だから普段自分がやっていることを人に話してみたら良いんです。こんなことやってるよ、こういうことやってるとつい時間を忘れて没頭しちゃうんだよねって言いまくってみる。またはSNS(FacebookでもTwitter)でもブログでも「こんなことやった」を発信し続けてみると、自分はどんなことに興味を持っていて、自分がやりたいこと、好きなことなどが明確に分かるようになってきます。

 

だから友人にも「その筋肉ネタをさ、ブログで書いたらいいんだよ!Facebookでもなんでもいいから、発信してみたら面白いんじゃないかな!」と伝えてきました。

 

将来の夢がどうとか、野望は何だとかとにかくデッカい何かを求めるとわからなくなるけど、日々の中で見えてくる小さな「好き」が本当に好きなこと、やりたいことなんじゃないかと思うんだよね。