一年前に書いた「買ったよ焚火缶」にという記事に一言コメントがついていました。
「これですから」という言葉とともにYoutubeのリンクが貼ってある。
↓それがこの動画
これを見てみると、僕もチャンネル登録をしているブッシュクラフトの動画であり今売っている焚火缶についての紹介動画でした。
それで何が言いたいかと言いますと、コメントをくれた通りすがりさんは「焚火缶って本来はこういうものだよ」って伝えたいのかもしれませんが、いきなり「これですから」って言われましても「え?何が(笑)」って感じなんですね。リンクを貼るなら補足説明として貼らないと言いたいことは伝わらないよってことです。自分の言葉で書かないで、他人の動画だけで説明するのはどうなんでしょう。
だから憶測でこういうことだろうと思いながら書いてます。
通りすがりさんはもしかしてその動画をアップしている人なのかな・・・。だとしたら分からなくもないけどね。
道具は使いよう
ちなみにそこで紹介された動画で言われていることはDUG社「焚火缶」に関してですが、僕はその動画を見た上で焚火缶を購入しています☆
その動画で言われている点としては
- 昔売られていたビリー缶と形はそっくり
- 取手の金具がもろい
- 鍋が薄すぎて軽い
- こういうものは買わない方が良い
ユーザー目線で道具レビューをされていてとても参考になります。
正直に言えば僕は「本物のビリー缶」が欲しいです。ただ、今では買えないんです。ビリー缶はイギリスのホットン社の製品です。
代替品となってますが、性能までは引き継がれていない。でも僕はこの見た目のものが欲しかったから買いました。実は家につり下げ式のアルミ鍋がもうひとつありますが、それなんて焚火缶よりペラッペラなんですよ(笑)
じゃあそれで何も出来ないかと言われればそうでもなくて、お湯わかしたり調理だって可能です。それに比べたらこの焚火缶だって十分な強度を持ってます。より安心感が高いですね。
ただ、ヘビーデューティーでは無いかもしれません。
アウトドアの道具=ヘビーデューティー
じゃあここで見方をちょっと変えてみる。ウルトラライトの概念をちょっと取り込んでみる。
そしたら「鍋が薄くて軽いことは良いことだ」ってなります。ペコペコの鍋であっても必要な強度があり機能を果たしてくれる道具であればいい。調理ではなく多くのお湯だけ沸かすことができればいいってなったら・・・重いビリー缶は欠点にすらなりますね(笑)
ようはブランドに流されるのではなく、自分で使いたい機能や目的にそっている道具を持てば良いってことです。僕の場合はブランドに流されることも多々ありますけどね。その道具の欠点も知った上で使いこなす術を身につける。欠点を改良してみる。それでもダメだった時に「あー、本物との差はこういうところなんだな」って理解もできる。
ただブランドに流される人は道具に使われる人だと思います。道具が持っている機能以上には使えない。道具がしっかり機能することがそのブランドの価値であり証明でもあります。ブランドにこだわらず自分の求める機能や性能を求める人は道具を使いこなす人です。使いにくいからこうしてみようとアイデアがひらめき、ちょっとの工夫で大きな成果を出せるアイデアマンですね。それ自体が遊びというか趣味かもしれません。
そういう点もふまえて自分の道具選びができたら楽しいと思います。だって本当はビリー缶欲しいけど・・・売ってないんじゃ仕方ないもんね。それにヤフオクとかで出たとしても高いから、結局安い焚火缶に手を出しちゃうんだよね。あとは使い方とか工夫したり、壊さないように扱えば良いだけだよね。
僕はこの道具をアップしている方を否定してるわけではありません。むしろ自分で手に入れて比較レビューされててすばらしいと思います。こんなに違いがあるんだよって分かりやすく説明されてて見てる方も「なるほど!」と思います。
ただそれを分かった気になっている別の人が自分の言葉で伝えずに他人の力を使って「ほらっ」て出されるのは気持ちよいものでは無いですねってお話でした☆