こんにちはヤマナカ(@miapom)です。
ホエーブスのガソリンストーブNo.625をお借りしているのでご紹介。ただいまこれのメンテナンス工具の作成に取りかかっております☆
別名「大ブス」のNo.625
ホエーブスはオーストリアのウィーンに本社があった金属製品メーカーのようですね。詳しいことは別のページを検索していただくとして、この明らかに「年代物ですよ」って感じのガソリンストーブがカッコいいですね☆
No.725というモデルはこれよりも小型のもので「小ブス」と呼ばれているようです。ネーミングはともかく大きいものも小さいものもべっぴんさんストーブですよね♪
五徳は3本の金属棒で、大きめの鍋でも乗せられます。炎の出る部分は小さな穴がいくつも空いている金属のカップなので燃焼音も比較的静かだと思われます。話によると小ブスの方が燃焼音が大きく、所有者がキャンプ場で朝から使ったところ「花火をやっている」と思われるほどだそうです。
たぶん、僕が所有しているスベア123Rみたいなゴーゴーいうのかな?
このNo.625がどんなもんだか聞いてみたい気もします。
ちなみに火力調整は大ブスのNo.625の方が強火からとろ火まで対応できるようです。コンパクトに持ち運べるNo.725(小ブス)か、火力調整自由自在でタンク容量も大きいNo.625(大ブス)か悩むところですね(笑)
この辺はMSRのウィスパーライトにしようかドラゴンフライにしようか迷うのと似た感じですかね?
僕はどっとも持っていませんが(´Д` )
カバーを外すとノズルが見えます。全体的な構造はスベア123Rと同じような作りですね。どちらが先とかは分からないのですが、メンテナンスに関してもほぼ同じようなものだと思われます。
手前に見えるのが加圧ポンプです。これでタンク内の圧力を高め、ガソリンを霧状に噴射させます。もちろんそのまえに余熱しておく必要があります。スベア123Rとの大きな違いは、この「加圧ポンプがあること」ですね。123Rの場合は登山用ということでクッカーに入るサイズ、部品を少なくしてシンプルに(壊れる部分を少なく・軽く)する目的があるのかもしれませんね。
風防を外した状態です。前期型はこの部分も鉄ですが、後期型はステンレス板になっています。お借りしたコレは後期型のステンレスですね!輝きが違います♪
この丸形の缶がケースです。
メイド・イン・オーストリアの文字がありますね。1992年に製造が終わりましたが、1999年に復刻されたものはメイド・イン・ジャパンになっているようなので復刻前の最終型ということが分かります。
面倒なのを楽しむ大人の余裕
年代的なホエーブスNo.625ですが今現在でも消耗品などのパーツが売られており、人気があるガソリンストーブだということがわかります。
なによりも「モノとしての格好良さ」が漂う道具です。
現代のキャンプ用品などはガスバーナーがメインになっていて、家で使うガスコンロのように簡単に火をつけて使う事ができます。ホエーブスにしろスベアにしろ、わざわざガソリンやアルコールなどに一度火をつけて余熱し、ポンピングなどの操作を加えてからやっと火をつけるなんて手間でしかありません。
そう、手間!現代の道具が便利すぎて手間を楽しめないんです。
僕もジェットボイルなどのガスバーナーも持っていますが、便利さこそあるものの「楽しさ」はそこにはありません。「食事のためのストーブでしょ!楽しさなんていらないでしょ! 」そんなことない、それも含めてのキャンプなんですよね。
手間がかかって面倒くさいのも楽しむ。むしろそういうのを楽しむためにキャンプに行きたい!
このブログを書きながら久々にスベア123Rでも出してコーヒー作ったり、ご飯炊いたりしたくなりました。もし機会があればホエーブスも手に入れたいですね。丈夫で頼もしくて、自分でメンテナンスもできるストーブは一生の宝物になります。今所有している人はぜひとも大切に扱ってください♪
そしてガスバーナーやアルコールバーナーしか使ったことが無い人は、こういったガソリンストーブやケロシンストーブなどマニアックな世界に片足つっこんでみてはどうでしょうか?(´∀`)