「実業高校に通う2年生のための勉強術!」

どんだけピンポイントなタイトルなんだって話ですね!w 今日は以前いた学校の生徒と話す機会がありました。 彼は高校2年生で来年の今頃には就職活動になります。 やりたいこととか、将来目指す方向がまだ何も決まっていないし、普段何かをやろうと思っても結局なにもやらずに時間を浪費してしまうとのことでした。

僕自身、高校生の時は彼と同じように自分から積極的に何か活動をしてたわけではなかったし、勉強はそこそこやってたけどとくに目立つほどの学力でもなければ、何かを作ることに特化してたわけでもなくごくごく平凡に暮らしていました。 3年生になってしまえば就職活動が始まってしまいます。

でも、その時にやりたいことを見つけたのでは遅いのは事実です。その時には「前からそれをやりたかった人」が積極的に行動して就職先を見つけてしまいます。動くのが遅ければ遅いほど周りの人に持っていかれてしまうのです。 やっぱり、「今日」から動き出さないといけません。 「明日から」なんてことはないのです。夜の12時を過ぎてしまえばそれはもう今日なのです。人生には「今」という時間しかありません。

じゃあ「今」から何をしたらいいか? 将来のための「自分」というブランドを築きましょう。 自分ブランディングです。簡単な言葉で言えば「自分らしさ」を高めていこうってことです。 「◯◯について調べたい。」「それなら××君が詳しいよ」なんて言われるのも××君のブランドです。

じゃあ・・・自分のブランドになりそうなものは何か? 分からないですよね。だから周りをもっと見回す必要があります。 「分からないことが分からない。」っていう状態では何も学べませんが、「◯◯が分からない」といった対象が見つかるとそれについて調べてみようという行動が生まれます。

だから、「分からないことを知る」ために読書をしましょうって僕は伝えました。 勉強のための勉強ですが、今から動き出せば誰よりも有利になるし、充実した生活を遅れるようになります。 そんな彼にいくつかの本を紹介しようと思います。

20130922_1575147 「1日30分」を続けなさい! 古市幸雄 何かをやろうとしても、なかなかやりだせないことって誰でもありますね。 やり始めてもすぐに集中力がなくなってしまったり、結局やらなくなってしまったり。 この本では「どうしたら勉強の習慣がみにつくのか」や、「なぜ自己投資がひつようなのか?」、勉強時間の捻出方法や集中する方法などが書かれています。 ひとつの項目も短い量なので読みやすい本だと思います。

 

20130922_1575148 僕たち、どうして勉強するの? 古市幸雄 上と同じ著者ですね。そもそも何のために自分たちは勉強をする必要があるのか? 高校で学ぶ勉強なんて、社会に出てから役にたたないんじゃないか? 何で親や先生たちは「勉強しなさい」「宿題をやりなさい」というのか? その、勉強をするための目的をわかりやすく書いてあります。

「勉強」の本質を学ぼうと思うのであれば、上の「1日30分を続けなさい!」よりもこちらを先に読んでもいいかもしれません。「勉強への目的」が定まればそのモチベーションも上がります♪

20130922_1575145 「読む、書く、話す」脳活用術   茂木健一郎 僕が学ぶべき勉強は「心理学、脳科学、コミュニケーション術」の三つだと思っています。 脳科学といえば茂木健一郎さんですね☆ この本では大きく「読書力」、「文章力」、「話す力」、「リーディング力」、「リスニング力」、「スピーキング力」、「ライティング力」という構成で別れています。後半は英語の勉強に関わる部分を書いていますが、脳科学から見た勉強法というのは他の勉強でも役立てることができます。

読んで理解し、書いて表現し、話して伝えるということは簡単のようで難しいスキルです。 しかし、それこそ今後就職活動をして社会人になる、または進学してさらに勉強していくために重要なスキルですので是非とも身につけたいです。

20130922_1575146 「小さな自分」で一生を終わるな。   ウエイン・W・ダイアー ウエイン・W・ダイアーは心理学博士です。「個人」の生き方重視の意識改革を提唱しています。 周りと同じように行動し、周りと同じような振る舞いをしていれば、周りと同じような人生を歩むことになります。まわりの状況に左右されない「確固たる自分」に出会わなくてはいけません。「確固たる自分」というのは分かりやすく言えば「自分らしく」ということです。

学校というのは均質化を求めます。周りと同じようにできることが大切で、周りと同じように動けることが大切だと教えます。これがいいとか悪いとかではなく、学校というのはそういう場なのです。そういう均質化された生徒達を社会に送り出すのが実業高校の役目であるとも思えます。

でも、とりあえずそれには従いながらも、自分の中には「夢とか希望とか野望」を持ってもらいたいと思います。そして自分らしさというのはこれからの時代には絶対に必要なものです。 自分らしさがなくては他の人と交換されてしまいます。自分らしさを磨くことこそブランディングなのです。

そして最後に

20130922_1575144 本は10冊同時に読め! 「本を読まない人はサルである!」   成毛 眞 成毛眞さんはマイクロソフトの社長もされていた人です。 サブタイトルが攻撃的ですね!僕もそう思います。

いくつかの本を紹介してますが、どれから読んでいいかわからなくなる。じゃあ、全部まとめて読んじゃいな!って本です。自分と他人を差別化することは学校であればいけないことのように言われます。でも、その先の人生を見据えていくにはいかに自分と他人が違うかを出していかないといけませんね。

その点で、本を10冊同時読みすることは生き方に差をつけるとも書かれています。 ひとつを読み終えたら次を読むでは、他の本を読みたいモチベーションが下がります。 読みたい本は読みたいうちに読んでいいのです。鉄は熱いうちに打て!まさにそれなんです。 高校2年生というのは中だるみしやすい時期だとも言われます。

1年生は学校に慣れてないので緊張してるし、3年生は就職活動でピリピリしてきます。 学校にもなれて就職活動もまだ先である2年生は毎年中だるみが目立ちます。 そんな中、周りと一緒に中だるみしてればその程度の結果しか残せません。 周りのスピードが落ちているのなら、ちょっと頑張れば差が開きます。 もっと頑張れば周りの人は追いつけなくなります。

もっともっと頑張ればトップを走ってるグループに追いついていきます。 周りばかり見てないで、自分自身を見つめ直す時期でもあります。 さぁ、誰よりもはやくまずは「動き出して」みましょう♪