こんにちはヤマナカ(@miapom)です。
先週あたりからスポット溶接機の調子が悪くなってしまいました。数十発に1回くらい「通電時間」がえらく短い。または「無通電」となって全く溶接できない状態です。
通常、無通電が連続して続く場合は大元のヒューズが切れている可能性があるのですが「問題無し」。スポット溶接側のヒューズ切れを疑ってみたら、切れてはいないものの表面に亀裂が入っていて切れる寸前になっていたので新品交換してみたところ改善されました♪
今回調子が悪かった機種
Panasonic スポット溶接機
形式 YR-350SM2
1991年と書かれているので今から24年前に製造されてるんですね・・・。ある意味寿命が近づいてきたのかもしれない。しかしヒューズ交換でどうにかなってよかった♪
と、思ったのもつかの間!
結局改善されておらず、「無通電」で作業がストップしてしまい先へ進めません('A`)
無通電の場合は溶接する材料の間に異物が入ってしまい通電できない状態になっているのですが今回は明らかに違います。
念のため材料を拭いて表面の汚れを落としてみるも変化無し。
もしかしたら電極が悪さをしているかもしれないと思い上下とも旋盤で研削してみたところ最初のうちは問題無く溶接できる。・・・でも何十個かに一回は通電不良がおこる。
電極と材料が接する面が原因ではないなら・・・、電極が差し込んである部分?
原因が何かはわからないので、思いつく限り色々やってみます。とりあえず電極の円錐状にテーパーしているところをサンドペーパーで磨いて取り付けてみます。
恐る恐るのM8ナット溶接。これがダメなら別の機械で溶接やるしかない。
ビー!っと元気よく溶接されました☆
しかも一度の「通電不良」もなく全部の部品を溶接できました。電極の取り付け面の問題だったの?それともたまたまなのだろうか?原因は明らかではないけどとりあえずスポット溶接機はいつもの元気さを取り戻せた。
どうしても機械が古いので今後も同じような問題が出てくるかもしれない。さすがに新しい機械の導入もできないので今後同じようになった場合は別の機械で作業を行えるようにしておかねば。