炭治郎の日輪刀に憧れて・・・手持ちのナイフを黒刀に変えてみる。

見た目がヤレテいたナイフをカッコ良くする黒サビ加工。

カーボンスチール(炭素鋼)のナイフで黒錆(くろさび)加工といえばオピネルナイフでやるのが一般的ですね。僕もキッチンで使っているカーボンスチールのオピネルは赤さびが出ないように黒サビ加工をしてあります。

僕が持っているもうひとつのカーボン鋼のナイフがモーラクラシック2です。

クラシック2の刃を使って、グリップとシースを自作したナイフになります。

クラシック2より刃渡りを少し短くして小型のナイフにしました。

グリップはカリンの木で作ってあります。ブレードの背の部分でストライカーを擦れるよう角を立ててあります。

まずは黒サビがきれいに乗るようブレードを1000番の耐水ペーパーを使って磨いていきます。

最初の状態より少しはマシかな?くらいになりましたので、これで終了。中性洗剤を使って刃の油分をしっかり落とします。

そして黒サビ加工をするための液体作り。

紅茶2パックを煮出し、濃いめの紅茶を用意します。

ナイフのブレードが浸るくらいの容器を用意してそこに8割ほど煮出した紅茶を淹れます。残り2割はお酢を入れて黒サビ加工の準備はオーケーです。液体の温度は高い方が反応が良いとのこと。

そこにナイフを入れて2〜3時間ほど放置します。

これをやり始めたのが夜中の12時頃になってしまい、そのまま朝まで放置することとなりました。

2〜3時間のつもりが、半日以上放置することとなってしまいました。

最初は透き通ってたお酢入り紅茶も墨汁みたいな黒い泡が目立ちます。

こりゃあ炭治郎の日輪刀のごとく、漆黒なナイフが完成しているんじゃないかとワクワクします♪

まずは紅茶からナイフを取り出し流水にて洗い流します。

擦ると黒サビが落ちてしまうので優しく水分を拭き取ります。

んー・・・思ったより薄い(爆)

真っ黒というより、グレー。光の加減もありますが、想像してたよりは薄いなぁといった印象です。でも時間の経過で黒みが増してきたのか、今手元にあるナイフを見てみるとこの時より濃さが増している感じもします。

黒サビ加工をすると刃が溶けてダメになるというようなYoutubeも見かけましたが、実際のところそんな感じは全くありませんでした。多少なりは影響しそうですが刃がボロボロになる程ではないような。

黒サビ加工をしてから刃を研げば、研いだ面は黒サビが落ちるので注意してください。またバトニングなどをやれば木で強く擦れた部分も黒サビは落ちます。僕のナイフはそのような用途で使いませんが、モーラナイフヘビーデューティーなどのカーボン鋼では黒サビ加工しても使い方ですぐに落ちてしまうと思われます。

使う用途や目的に合わせてこうしたプチカスタムを楽しんだら良いですね♪

とりあえず僕のクラシック2もいい感じの黒刀に出来上がったし、これで多少の水分は気にせず使えるようになりました♪

以前使ってたオピネルもかなり黒サビ落ちてきてしまったのでそちらもまた新しく加工してみようかな♪