そもそもなぜメモを取るのか。それは「忘れるためにメモ」をとる。
僕は仕事でも私生活でもよくメモをとります。普段でもメモ帳を持ち歩き、仕事でもノートやA4用紙を持ち歩きいつでもメモが取れるようにしています。
なぜメモを取るかというと「大切なことを忘れないため」でもありますが、もうひとつは「忘れてもいいように」メモをとります。
「忘れないためのメモ」というのはやらなきゃいけないことなど。
- いつまでに〇〇をやる。
- 〇〇を調べる。
- これが終わった後に次に何をやるのか。
といったことなど。
「忘れるためのメモ」というのは何かというと
- 「あれをやらなきゃなぁ」ということを覚えておくのではなく、書いて忘れて脳をクリエイティブに使う。
- 覚えておくことには個人差があるし限界がある。
- 記憶に頼るのは社会人として正しいことなのか?
- 覚えておく必要があるものは書いておけばすむ、その問題を解決するために脳をフル活用する。
などなど、「覚えておく」ということに脳を使うのではなく、さっさとそういうものは外部に出力してしまいソレを解決するために脳を活用しましょ!というお話。
紙に書くメモが理想なのか、それとも「メモ」というものがあれば良いものか。
僕は手帳やノートをどのように取り扱うのかを考えるのが好きです。
だからそういったアイテムを使うのは趣味の領域でもあります。
メモを取るためのノートにこだわったり、ペンにこだわっていたのもそういった趣味に通じるところがあります。
しかし最近メモに関する書籍を読んだときに、必ずしも紙に「メモ」を書く必要はなくて「メモ」としての役割をしているならばそれが本質なんじゃないかと思ったわけです。
それが「スマホでメモ」をするということ。
これ自体は僕も今までやっていることでもありました。
ライフログなどはiPhoneのEvernoteのアプリで写真を撮ったりテキストを書いたりメモをして保存しています。
iPhoneに元々入っている純正のアプリである「メモ」も使いますし、紙のメモと並行してこうしたデジタルのメモも活用しています。
デジタルのメモの利点というのはたくさんあります。
- 文字だけでなく写真を載せられること。
- 音声もつけられる
- メールで送れる
- SNSにアップできる
- クラウドに保存すればスマホだけでなくPCでも見れる
- 紙と比べて失くす心配が少ない
などなど。
デメリットとしては
- スマホのバッテリー切れには使えない
- メモをしていても携帯をいじっているだけのように見える
- 趣味としての楽しみが無い
- ノートへのメモならどの辺に書いたか探せるが、デジタルだと「どの辺に書いたか」をぱぱっと探せない。(でも検索できるからデメリットにはならないかも)
などがありますが今はスマホのバッテリーも強くなってきているし、それ以外はほとんどデメリットにもなり得ないかなと感じます。
要するに紙で書いて書き残すよりもデジタル化した方がメモとして使い勝手がめちゃくちゃいいってわけですね。そんなことずっと前からわかっていたことでもあるのですが、それでもノートやペンにこだわりを持って趣味の一部にしたいって気持ちもあったりで紙のメモも好きでやっている状態です。
ただ、メモをメモとして「活用」するならばデジタルメモとして扱う方が使い勝手が良い。
そこで実験的にですが紙で書いているメモをスマホで取るようにして、扱い方を見直してみようかなと考えています。
普段の生活では特に問題がありませんが、仕事の面では「スマホのメモ」はちょっと使いにくい感じではあります。それぞれの業界や職場によって様々ではありますが自分の職場だとスマホメモはちょっとやりにくい。
従業員が若い人多めならいいですが、高齢の人から見ると「携帯ばかりいじりやがって」と思う人もしばしば見かけます。以前にもそんなことがありました。
職場でカメラを使うにしても会社にある「デジカメ」でなければいけない。スマホなんかで撮った写真はダメだ!と、個人のスマホを仕事で使うなんて考えられないと注意されたこともあります。
それはまぁ、業界によっては個人のスマホを持ち込むのがダメな場合もあるとは思いますがそれが全てではないと思うのですよ。実際、職場の型遅れのデジカメでボケボケの写真で資料を作ることが本当に正解なのか?と問いたい。
だったらスマホで鮮明な写真を載せた方がどれほど意味のある資料ができることか。その資料をなんのために作るかを考えたら本当の正解は導けると思うはず・・・のですがそういう考えがなかったりもするので厄介ではあります。
とりあえずそういったことも考慮しつつ、できるところからやってみようかなといったところです。