自分はメモをけっこう書く方ではあるけれど、最近は記録を忘れてたり、書いたつもりで何も書いてなかったりで情報取得のムラが目立つようになってきた。
改めてメモに関する読んでみようってことでこちらの書籍を読んでみた。
大事なことはすべて記録しなさい
今まで行動の記録は「Post ever」というアプリを使ってEvernoteに記録してたんだけど、ここ最近はほとんど使うこともなくなってた。それでいて必要な書類とか、写真撮ってエバーノートにいれたつもりで探してたのだけど、そもそも保存してなかったり・・・。
あらためて「記録すること」の大切さについて思い出すべく本書を手に取った。
記録の5つのルール
- (大事)大事なことはすべて記録する
- (時系列)日付と時間を書く&整理・分類しない
- (シンプル)「箇条書き」「単語」(キーワード)で書く
- (1×1)1つのページに1つのコンテンツ
- (読み返す)1日5分 記録を読み返す
こちらの本では「記録」するというのをメモとして書くだけではなく様々な記録方法が載っていました。
例えば読書した本については線を引いた部分をワードに取り込みA4,A5 サイズにコピーする。自分の行動についてストップウォッチで時間を計る。自分の話し方、癖をレコーダーを用いて記録するなど。
記録すべきことは「自分のフィルター」を通じて得たこと、つまり自分にとって「大事だと思えること」を記録しましょうってこと。
とにかく気づいたこと、心配な点、なんでもかんでも記録をする。
『大事なこと』になりそうなものは記録する。
記録の仕方として
キーワードを中心に書く。
数字・固有名詞は書く。
そして基本は1つのページに1つのことを書く。
これ自分でよくやってしまうのは、時系列にノートを書いている時、ページがもったいないからと詰めて書いていっちゃう。記録として書き残す分にはそれでもいいんだけどれど、後で見返して情報を探そうと思うと詰まりすぎて探しにくい。記録を生かすためにも、「1つのページに1つのこと」は守った方がいいと感じた。
そして「記録」を読み返すことは「書く」ことと同じくらい重要なこと。
Bノートを作る
Bノートとは
- バイブル(Bible)指針を求めて読み返すノート
- 銀行(Bank)知識の貯蔵
- 冒険の書(Bouken no sho)自分の記録
Bノートに収録しているもの
- 漫画のコピー・・・毎日やる気スイッチを入れるため。
- 読書ノートからフレームワークを抜粋・・・仕事の成果につなげるため
- 仕事の雛形・・・講演のレジュメや仕事の手順などを再利用するため
- 引用句、金言集・・・人に伝えるときに引用するため
「夢・目標」の記録、短期・中期・長期の目標。
他にも役に立つと思う雑誌の切り抜きや、図版などもコピーして貼っておき、いつも読み返せるよう「辞書」のように作っているとのこと。
これはぜひとも真似したいってことで、自分はこのBノートを能率手帳ゴールドでやってみようと思う。
Bノートとしていつも持ち歩き、何度も読み返すのに上質な手帳として最適だろう。
しかも自分自身、この手帳はスケジュールとしては使っていない。
執事の手帳・ノート術を読んだときに「自分の将来を良くするため、実行したこと、吸収したいことだけを書く」と決めたからだ。
とは思って使い始めたものの、うまいこと機能しているかといわれると・・・自信がない。なので今度からはBノートとして自分を奮い立ててくれるバイブルとして育てていこうと思う。
Bノートの書き方として「右ページにメモ、左のページは自分のアイデアを書く」となってたので手帳の使い方としても適しているように思う。
「記録」を使った活用法、勉強法
ノートやメモを見返さなくてもいい。
記録を繰り返し「聞く」勉強法としてオーディオブックが紹介されていた。
以前は通勤時間が1時間以上だったためオーディオブックもよく活用していたが、最近は移動時間も短いため利用することは少なくなっていた。家事などのながら勉強として改めて耳を使った勉強法は検討していきたい。
本の「目次」をコピーして持ち歩く。
本の中身を読むのではなく、目次を読むことで新たなインスピレーションを得られる方法として紹介されていた。よく本を読む前に「目次を読め」といわれているよね、これから学ぶべきことをざっくりと頭にいれるにも役立つらしいのだけど僕の場合はほぼ読まない。全くといっていいくらい目次を読まない。
だからあえて「目次をコピーして」というのが新鮮だったのでこれは実践してみたいと思った。
全ての仕事の記録→テンプレート化(マニュアル化)
後々同じ作業が必要になりそうな時に使える。自分自身、新しい職場で新しく物事を覚えている身としては「マニュアル」があることはとてもありがたい。ちゃんとした作業標準所やマニュアルでなくとも、今後自分が学ぶなかで記録したものは簡単にでもテンプレート化して次世代に使えるように残していきたい。
書類は基本的にドキュメントスキャナーで保存→紙は捨てる。
ファイル名には日付をいれる。
「わりばし日記」
その日に食べたものの写真、そしてその時の出来事や気持ちを書く。
食べたものの記録は以前やっていたが、それに加えて「状況や感情」を書くのは面白いと思った。これはさっそくエバーノートでの行動記録の中に加えていこうと思う。
不安を書き出す。
イライラを書き出す→リンカーンの手紙
リンカーンの手紙のついては別の本で読んだ記憶がある。
リンカーンがある人についてひどく怒りをおぼえ、相手を罵る手紙を書いたというもの。しかしその手紙は相手に届くことはなく、リンカーン自信が出さずに持っていたというエピソード。
不安やイライラを誰かにぶつけるのではなく、まずは紙に書き出し自分の中からアウトプットしてみる。それで問題が解決するヒントが得られるかもしれないし、単純に吐き出すことで気持ちが落ち着くかもしれない。まずは自分から切り離すつもりで出してみることの大切さ。
4行日記のススメ
4行日記を書くことで自分がどうしたいのかがわかるようになる。
- 「事実」個人的な意見を入れず、事実のみ書く。
- 「発見」そこから気づいたことは何か。
- 「教訓」発見して学んだことは何か。
- 「宣言」発見と教訓を踏まえての自分の理想をすでに実現しているかのように書く。
この4行日記に関しても1日を終わりに、または翌日の朝にでもエバーノートの行動記録に一緒に書いてみようと思う。
プレゼント(頂き物)を記録する。
人から何かいただいた時の記録。これによってお礼のしわすれがなくなるし、いつ誰に何をもらったかを記録できる。
書くことは「日付、人、もの」
これはiPhoneのメモに「プレゼント(頂き物)リスト」を作成した。
記録の6大メリット
- Remind(再現)読み返せる、マニュアル化できる。
- Evidence(証拠)トラブル回避&実績を示す。
- Consider(熟考)自然と深く考える。
- Overlook(俯瞰)続けることで違いが見え、そして速くなる。
- Report(伝達)正しく速く伝えることができる。
- Database(蓄積)保存、記憶から解放される。
以上、「記録」することの大切さについて改めて考えさせられた1冊だった。
まずは「自分というフィルター」に引っかかったものは全て記録していこうと思う。そして記録したものを活用できるよう意識して記録していこう。