欲しいものと買ったものが全く違うことがある
今から13〜4年ほど前のお話。
社会人になってスーツを着る機会も増えてきたのでスーツに似合うスリムな財布を買おうと決めました。お札を折らないロングウォレットにしようか、二つ折りにしようか、三つ折りにしようか。
雑誌を見て気に入ったのはホワイトハウスコックスの三つ折りレザーウォレット。
イングリッシュブライドルレザーを使ったピカピカでコンパクトなお財布ですね。
でも実物を見る機会も無く、その頃ちょうど見かけたお店がALZUNI(アルズニ)というレザーの財布やベルトをセミオーダーできるお店でした。
まぁ正直にいうと「セミオーダー」のお店とは知らずに行ったんだけど、なんだかすごい種類の財布のパーツがあるの。
ホワイトハウスコックスっぽい三つ折りの真っ赤な財布があったのでそれにしようかな~なんて見ていたら、女性店員さんが話しかけてきて「内側と外側を別々の色にすることも可能ですよ♪」ってことでできたのが・・・
こんなんなりました。
もうね、当初の予定の「スーツに似合うスリムな財布」という概念ぶっ飛びまくりです。
最初のうちは「真っ赤な財布じゃ派手だから中を赤にして外側は黒がいいかな!」なんて思っていたのに、「財布が開かないようにするベルトはいかがですか?」「コンチョはどうされますか?他の種類もお選びいただけますよ♪」「ステッチ(糸)は何色にされますか?」なんて店員の話にノセられて膨らんでいく金額・・・。
「ウォレットチェーンはどうされますか?」なんて追い打ちをかけられるので、「あるので大丈夫です!!」って適当なことを言って切り抜けました。
一部ステッチの色が違うところは切れてしまったので友人に直してもらいました。
買った時はさ・・・後悔したよね。あれ?目的のものと違うぞ?値段忘れちゃったけど、ビックリしたんだよね。こんな高いの買うつもりじゃなかったのにって。
スーツ着て・・・この財布は無いだろうと(笑)
まぁ結局のところスーツを着ると思ってたけどあまり着る機会も無かったですけどね☆
もともとのベース(二つ折り)の財布の時は薄めでスマートだと思っていましたが、このベルトをつけることで厚さが増し、ワイルドさも増しました。一時期切り捨ててやろうかと思っていましたが革に穴もあいちゃっているわけだしね。そういうことやらなくて良かったと今は思っています。
内側は真っ赤な革でオーダー。右側に小銭入れ、左にカードポケット、その後ろがお札入れです。 普段は小銭パンパン、使わないポイントカードパンパン、レシートパンパンな感じですね。
シルバーコンチョは熊の手をモチーフにしたものです。熊の手は「力の象徴」らしいです! もともと付いていたものはコインのコンチョなのですが、熊手コンチョより二周りほど小さい作りでした。
値段は忘れちゃったけど、なにげにこういう部分が高いんだよね。何も考えずにお買い物すると痛い目をみますね・・・反省。
ウォレットチェーン
これ最近になってから付けたもの。あまりゴテゴテしたものは好みではないので、チェーンも細めのものを選びました。ベルトに付けるフックは今日付けてみた。形があまり好みではないので、あとでこの部分を作ってみようかな。
前は金属チェーンじゃなくて自分で革ひもを編んで作っていました。とても気に入ってたのに細めを選んでいたから切れちゃうんだよね。かといって太いレザーチェーンも好みではないので現状で落ち着いています。もうね、ワイヤーとかそんなんでいいんだよね。いや、それじゃ危ないか。
購入当初は「大枚はたいてこんな物を買ってしまった・・・」と落ち込んでいましたが、今となってはソレも良い思い出です。 店員さんに断りきれなかったこと、自分の意志を貫けなかったこと、お金に対しての意識、若さ故の過ち・・・財布ひとつで色々とお勉強になりました。
そんな財布と何年も一緒にいたら、そりゃあ愛着も沸くってもんですよ!今ではお気に入りの財布です。
雨の日に駐車場に落とし、気づいて探しに行ったときには水を吸って1.5倍くらいにパンパンに膨らんでいたこともありました。
また別の駐車場でポケットから落ちてしまい、そのまま一日中気づかずに次の日に近所の人が拾って持ってきてくれたこともありました。
時に友人の車の中に置き忘れて帰ってきてしまったり、自分の車の運転席のシートの隙間に入ってしまって見つからなくなったり・・・。
でも必ず出てくるこの財布♪ たまにはオイルでも塗ってメンテナンスしてあげないとね。