以前Amazonで購入した骨伝導ヘッドホン。約2ヶ月ほどたったので使用レビューを書きます。
Sumeber 骨伝導 ヘッドホン
僕が購入した時は4580円でしたが今はセールで少し安くなっていますね。
僕は第五世代iPodで使用するつもりだったので「有線」タイプを選びましたが、無線タイプのBluetoothのものもあります。
骨伝導ヘッドホンはざっくり言うと骨を振動させることで音を耳に届けます。従来のヘッドホンと違って耳を塞ぐことがないので音楽を聞きつつ、耳はフリーなので外の音を遮断することなく聞くことができます。
とは言っても骨伝導で大音量で聞いていれば他の音は聞き取りにくくなりますけどね。
装着感
こめかみ部分にドライバを当てる構造になっており、このドライバーが振動することで体を伝って音が聞こえてくる仕組みです
。購入時に気になっていたメガネとの干渉ですが、ヘッドホンの上にメガネが乗る形になるので違和感なく装着できます。圧迫感は少なく、長時間つけてても痛くなりにくいです。
ネックバンド式なので髪型をセットしてたとしても崩れることはありません。ヘッドホンのように大きなドライバーが耳を覆うわけではないのでスッキリした印象です。
音質は?音漏れは?
ヘッドホンとして重要な音質について。
はっきり言って曇ってます(笑)
ドライバーが振動して人体(骨)を振動させて耳の奥の音を感じる部分に音楽を伝えているので仕方ないのかもしれません。低音や高音はかなり控え気味、ボーカルなどの中音がよく聞こえます。よく聞こえると言っても曇ってますけど。
僕の車にはオーディオが付いていないので車の中で使用するつもりでした。ヘッドホンであったとしても耳をふさぐことはないので外の音はもちろん聞こえます。
しかし走行中の車はエンジン音やロードノイズなどの騒音がそれなりに聞こえます。そこで必要な音楽の音量を稼ぐとなるとそれなりに大音量になります。もちろんある程度音量を大きくしても外の音は聞こえますが、ドライバーが暴れてしまいこめかみがくすぐったいです。(それでも車内で音楽を大音量で聞いてる車より安全かとは思います)
音質が良いわけではないし、それなりに大音量にしないと聞こえないので・・・正直良くないです(笑)
音漏れについて
これはドライバー部分が盛大に振動することで骨に振動を伝える構造になっているため・・・小さい音量でもかなり音漏れします。電車やバスなど公共の場所での使用は向かないです。
もっと言ってしまえば体に当てなくともドライバーから盛大な音が出ます。骨伝導じゃなくて普通に耳の手前で音がなってるだけじゃないか?とも思いますが、こめかみに当てた方が音が聞きやすくなるので一応「骨伝導」はしているようです。
でも僕が昔視聴した骨伝導ヘッドホンはアゴとかに当ててもちゃんと音楽が聞こえた気がします。これはアゴに当てても聞こえません。いや、ドライバーからしっかり音漏れしてるから空気を伝わって普通に耳に聞こえますけどね。だからこれ、ちゃんとした骨伝導ヘッドホンじゃないんじゃないかって思ってます。
このヘッドホンまとめ
これの良いところ
- 耳がふさがらないので音楽を聞きながら作業できる。誰かに声かけられてもちゃんと聞こえる。
- メガネをしていても装着感は良い。
- ヘッドセットなのでiPhoneなどにつないでいると通話できる。(マイク内蔵)通話に関しては聞き取りやすくマイクの性能も悪いとは思わなかった。
- ブースター(アンプ)付き骨伝導ヘッドホンなので音量を稼ぐことができる。
- 自動車で使うとき、窓を開けながら聞かれたら恥ずかしい音楽を大音量で聞いていても周りの車や人に聞こえる心配はない。(たぶん)
- 歩いたり走ったり、自転車とかトレーニングなど音楽を聞きながらにはいいかも。(耳がふさがらないから安全性高い。でも音量には注意)
ダメだめなところ
- 音漏れハンパない
- 音質悪い(高音低音はほぼ出てない、ボーカルメイン)
- 普通に聞くには音量が小さく聞こえるので音量を上げたくなる。音量上げるとこめかみブルブルしてくすぐったい。
- ブースター(アンプ)付きなので充電してないと使えない。
- Amazonのページでは「ノイズキャンセリング」なんて書いてあるけどあれは嘘。そんな機能付いてない。
総合的にみて星・・・
★★★☆☆
星、みっつですっ!!!
静かなところでは音漏れ抜群だし、うるさいところでは音楽聞こえにくいです。
おすすめできるかといえばそうでもない。
でも普段から運動をする人なんかは耳をふさぐイヤホンやヘッドホンでは危険だけど、耳を塞がずに音楽を聞けるっていう点はおすすめできるかな。音質については「聞こえるよ!」っていう程度だけど。
誰にでもおすすめできるものではないけれど、「ながら聞き」をする人には合う人もいるかもしれない。そんな骨伝導ヘッドホンでした。