「勉学術」 著:白取春彦

人気ブログランキングへ IMG_6336.jpg 大学生のころ、ある程度読書量が増えてきて「あらためて勉強って何だろう」と思ったときに本屋でみかけたこの本。 その名も「勉学術」です。 IMG_6337.jpg そもそも自分は「勉強」というものは好きではなく、学校も好きではありませんでした。 学校で強制的に教わる勉強はやらされている感があって特に嫌でした。 学校の勉強とは違って「読書」は自分の好きなジャンルを好きなペースで進められるのがいいですね。 第一章は「勉学は独学にかぎる」です。ここで「独学と学習の違い」について書かれています。 簡単に言えば学習は「学びを習うもの」で独学は「自ら学ぶ」ことです。ちなみにここで書かれている「独学」というのは孤独という意味ではなく特定の師をもたないということです。 そして「独学」はいつでもどこでもできると著者は言います。 読書のためにわざわざ時間を設けるとか、眠いのを我慢して読むとか、勉強のために快適な書斎を用意するとか、広く大きな机を使うとかそういう技術的なことではありません。 本当に独学をする人というのは・・・ 「ただひたすらに本を読み、考え、知の世界を広げているだけです。」 IMG_6338.jpg 一つの本を何度も何度も読んだからといって、徐々にわかってくるということは無いといいます。 別の本を読むことで今まで理解できなかったものを理解できるようになります。だから数多くの本を読まなくてはいけないと言います。 僕自身、一度読み終えた本をしばらくして読み返すとあらたな「気づき」があったりします。 初めて読んだ時には気にも止めなかった文章がすごく深い意味を持っていたことに気づくようになります。 これは「自分自身の理解レベルが上がった」のではないかと思います。一つ読み終えて、別な本を読み、また別な本を読み・・・とやっていく中で知識が増えたり新しい見方ができるようになり、また同じ本を読み返したときにはさらに理解できるようになるのだと思います。 だから最初にちょっと読んで「これは意味がわからない。つまらない本だ」と捨ててしまわずに、まずは自分のレベルを上げるために別の本を読んでみましょう。そしたらきっとその「つまらない難解な本」を読めるようになるはずです。 IMG_6339.jpg フリーノートを用意することで、本から得た情報を知識として蓄えることができます。 読書家の人は「読書」そのものが趣味だと思うのでノートを取ることは無いと思いますが、その読書を「勉強」として知識にするならばその疑問点をノートに書き残すことは意味のあることです。 読書をしていく中で「これは何だろう」と思うことが解説されていなかったりする場合もあります。 そういう気になったものをフリーノートにメモをしておくことで今度はそれに対する「知識のアンテナ」が立つようになります。 そこに書かれていることを学ぼうと思ったら、ただ読むだけの人よりも遥かに多い知識を習得することができるでしょう。 この本で面白いと思ったのが「あらゆる文化のベースに宗教がある」という項目でした。 僕自身、宗教関連の書籍は読んだことがありません。しかし世界を知るためには聖書を知っておくとより深く理解することができるようです。また「聖書以外の宗教書はかじる」ということで、深くは理解しないまでも「かじって」おくことをすすめています。 知識の幅を広げるために宗教書を読むという発想が無かったので目から鱗でした。 この本を読んでから数年経ってしまっていますが、そろそろ宗教書にも目を通してみようかなと思うようになってきました。 勉強をするとさらにそこから新しい勉強がしたくなります。勉強って楽しいですね♪ コメントなどお気軽にお書き下さい(・∀・) あとブログランキングに登録しています☆(・ω・)ノ GOOD!!と思ったらクリックお願いします。

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