こんにちはヤマナカ(@miapom)です。
今日はほぼ一日、ただいまご注文いただいているレザークラフト用ハンドプレスを作成していました。
昨日までに準備してあった部品たち。
材料は切りそろえて穴あけ、ネジ穴加工など済ませておきます。
そのためあとは基本的に溶接で組上げるだけなのですが、毎回同じ物を作っているのではなく「毎回改良」を加えつつ組上げています。もちろん作った時は「これは完璧だ!」なんて思いつつも、次に新しく作る時は「前回より良い物を作るぞ!」と気合い入るんですよね。
溶接を終えてこれから塗装を迎えるハンドプレス本体。
しかしこの後、悲しい現実と遭遇。
上の黒いのがハンドプレスなのですが、微妙に反ってしまってるのがわかるでしょうか?
これは溶接の熱によって発生する「歪み」という現象です。
先端から3cmくらいまでなので、ここだけであればこの程度の歪みですし使用に支障はありません。
でも問題なのはこっち。
こっちは柱側。柱側が傾くということは取り付けたヒシメ打やポンチがこの角度分傾いちゃうってことなんですよね。この程度であればクランプ側の取り付けを工夫すれば問題無い感じです。
が、しかし。どうにも気分が悪い。
騙し騙しで使う事もできるけど、これを完成形として出すには納得いかない。
そしてこのタイミングで父から「あれは歪みすぎて全然ダメだ」なんてウダウダ言われ・・・
( ゜Д゜)プンスコ!!!
ってなるわけじゃないですか。もう夜の10時を過ぎていましたが作り直すことにしました。
溶接による歪みを直す方法が無いわけではないらしく、まずはその方法を試してみる。ガスバーナーを用いて歪みを取る方法を試してみるも「熟練した職人の技」らしく、初めてチャレンジした僕は失敗に終わりました。
こうなればもう、切って下の部分を作り直すしかない!
ということで、せっかく完成したハンドプレスをもう一度作り直します。
完全に納得しないまま出してしまうよりも、手間や時間がかかっても自分が納得したものを出していきたいです。
それにどうにかこうにか修正を加えるよりも、作り直した方が確実ですからね(`・ω・´)
柱部分を一度切り離し、ベースとなる下の部分を新しく作り直します。
さすがに今日は時間が遅くなってしまったのでまた明日に作業を再開したいと思います。