2015も年の瀬なので今年の振り返り。辛さを乗り越えたら、辛かったことすら忘れられる。

30日の日付もまたいでしまったのでもう31日ですね。来年からは新しい職場で働くということもあり、仕事面でも生活面でもまた新たな1年をスタートしていきたいと思います。

 

何気に激動だった2015年を振り返ってみたいと思います。

新年早々に父が倒れる

2015年を迎えて4日後、いきなり家族を揺るがす大きな事件が起こりました。

 

1月4日、午後3時ごろ母は新年早々に出荷するための仕事をしていました。僕は自分の部屋で家族と過ごしていましたが娘が爺ちゃんのところへ行きたいというので娘と父の部屋に行きました。すると横になって呼吸荒くケイレンしている父を発見。とても脈が早く意識もありません。何度呼びかけても反応は無く、救急搬送されそのまま入院得ることになりました。

 

糖尿からくるケイレンらしく、その他に肝機能も低下しているとのこと。命に別状はないということで後日退院し、今でも通院しながら元気にしています。

 

今の仕事を辞める決断

去年の中頃から不良を多発し、仕事量の多さがそれらを引き起こしているのではないか?ということで全体量の見直しを行っていました。

 

父、母、自分の3人で仕事をやっていましたが、父が倒れてからは母と二人での作業になりました。量の見直しをすると言っても具体的な数は変わらないままに現状維持であり、今年の夏になってまたいくつかの不良発生もあったので母と二人で仕事を続けていくことへの限界も感じました。

 

不良を発生することで対策のためにややこしい手間が増える→効率悪化のため生産量が落ちる→生産性を上げるために無理に作業を進める→不良発生→対策・・・

 

不良が発生するだけなら問題はあまりありませんが、それらが流出することで大きな問題になっていきます。そしてそれらの対策のために書類作成だの対策を施すだの無駄な作業が増えていくためより生産性は落ちていきました。

 

問題は他にもあり、機械的な設備の寿命も近づいてきたように感じます。

 

5台あったスポット溶接機も1台壊れ、さらにもう1台が不調に。同時期に購入したものだし今までそれらしいメンテナンスもされていなかったのでここにきてガタが目立ってきました。機械を入れ替えて続けていったとしても、その他の電気はい線などのトラブルがあれば生産はできなくなります。小さなコンプレッサーを毎日稼働させていれば通常よりも早く寿命くることも目に見えています。

 

現状の設備、資金、人材で無理に続けていくことは破滅しかないと思いました。

 

長く続ければ続けるほどこちらの状況が苦しくなるなら、思い切って早い段階でやめてしまった方がリスクが少ないということで辞めることを親会社に伝え、12月いっぱいで片付くように話を進めてきました。

 

当初は今とはまったく違う職種に転職しようとしていましたが残念ながら不採用となりました。溶接関連の同業他社(M工業株式会社)さんから「ぜひ来てください」という言葉を断りつつ他の採用試験に申し込むも落ちる。それでも声をかけ続けていただけたのでそちらに再就職することを決めました。そのため来年からは春日部で働きます。

 

ブログやFacebookからのお仕事依頼

平日は自動車部品製造をしつつ、週末や仕事終わりの時間を使って個人的なお仕事もやってきました。レザークライフト用のハンドプレス作成の依頼はブログを通じて何件も問い合わせがあり、だいたい月1のペースで製作していました。

 

また医療分野からのハンドプレス活用のお話もメールでいただき新たな分野が開けるか?と思ったりもしましたが、その辺はそう簡単にもいかずいくつかのテストをする中で強度的な問題や耐久性の問題など新たな発見もありました。

 

Facebookからは同じような趣味を持つ人からアウトドア用品のメンテナンス工具作成の依頼を受けていますが、新しく仕事をやっていく中で自分の得意なもの、苦手なものと向き合うことができました。仕事終わりと週末の時間を使って作成しますと伝えてありますが、なんだかんだ5ヶ月以上かかってしまっているので大変申し訳ないとも思っています。

 

ひとつ作るのも、同じものを数十個作るのも同じような感じでポンポンできると思っていましたがそう簡単にいくわけもなく、途中心がめげてしまい作業意欲がわかなくなることもありました。

 

仕事をするに当たって「納期」というものはとても大切でありますが、それが決まっていないからこそ中だるみしてしまうこともあり、スケジューリング、マネジメントがしっかりできないという自分の欠点に気付くことができました。

 

 

自分が納得いくものを作って出そうと思うと、どうしても時間ばかりかかってしまいます。この作業をしなければもう少し早く出せると思う場合もあります。でも自分で受けたからには、納得いく形でなければ「出したくない」という気持ちから時間ばかりがかかってしまい、迷惑をかけてしまっていると反省もしています。

 

そういう点で見ると自分はただの製造者ではありたくない、「アーティストでありたい」と気付くこともできました。

 

とにかく2015年は・・・すごく暗く過ごしていたように思います。

 

特に前半は絶望的に世の中を見ていたとも思います。友達との交流もほとんどなく、ただただ気持ち的にどんよりしていました。今思えばそんな状態だった気はしますが、今はどうかと聞かれればすごくハッピーな気分です。

 

すげー辛かったような気がするけど、なんだかんだ乗り越えられちゃってハッピー♪という気分です。

 

喉元過ぎたらなんとやらで、今は熱さを忘れて次への希望に胸を躍らせています。まだやらなきゃいけないことは沢山あるんだけどね。

 

 

今日のナルホド!!

辛い時があったって、今は「なんてこと無かった」と思える。

それだけ自分が成長している証でもあるんだね!

 

(・ω・)/なんくるないさー!