さてさて、読書を続けてレベル20になるころには自分にとっての「悟りの書」が見つかっているかもしれませんね。
自分にとっての「悟りの書」とは自分の人生を変えてしまう書籍です。人から勧められた本かもしれないし、本屋でたまたま出会った本が自分の人生を変えてしまうかもしれません。
自分にとって「一生を変えてしまうほどの本」というの一冊とは限りません。 まだ出会っていないと思っていても、もしかしたらすでに本棚にあるかもしれません。 本に親しみ、数多くの本を読んでくると自分の知的レベルが上がってきます。
レベル20になって「賢者になりました!はい、ありがとうございました!」で終了ではありません。
これからが本当の戦いになります。あなたは今、学生さんかもしれない。それとも社会人かもしれない、またまた主婦の方かもしれないし、私より年上の先輩さんかもしれません。
本で読んで手に入れた知識を「使う」時がやってきました。本で読んだだけでは「使える知識」ではありません。「単なる知識」です。その「単なる知識」を「使える知識」にするのが賢者さんのお仕事です。
そして賢者になればレベル1からやり直しです。今度は実体験を通して知識を行動に生かし、「知恵」に変えていきましょう。
そうやって行動を積み重ねると、以前読んだことのある本からさらに新しい「知識」をみつけることができます。
「前読んだ時は気にもとめなかったのに、今読んだらとても深いことが書いてある!」と気づく時がくるのです。それこそ自分が賢者としてレベルが上がる時ですね。
本は一度読んで終わりではありません。次にまた読み返すと気づきが生まれます。 そしてしばらくたってまた読み返すとさらに新しい発見をします。その度にあなたの賢者としてのレベルも上がっているのです。
以前はツマラナイと投げ捨ててしまった本が、自分の新たな「悟りの書」にすらなりうるのです。だからちょっと読んで「これはツマラナイな。自分には関係無い!」と切り捨てず、「今の自分にはまだ理解できない。またそのうち読んでみよう」という気持ちを持ってみるといいと思います。
どんなものからでも「学習」はできます。
「あの先生は教え方が下手だから僕は理解できない」ではなく、「自分のレベルが低すぎて先生の言っていることが理解できない」場合だってあります。
「あの人は何も教えてくれないから僕は何も学べない」のではなく、「その人が行動で示そうとしていることを理解しようとしてみる」ことで学ぶこともできます。
他人のせいにしてるだけでは成長することは難しいです。 成長していく人は自分から学んでいこうとします。
「反面教師」という言葉があるように、相手のダメな部分を見ることで「こういうところを自分は気をつけよう」と学べます。それを身につければ好きな人からも、嫌いな人からも学ぶことができます。
なぜ学ぶのか?それは簡単に言えば自分の夢(やりたいことをやる)を叶えるためです。 自分の夢のために「知識」を身に付け「行動」を起こし「知恵」を蓄えましょう☆