2、(読書)レベルを上げて賢者になる☆Lv.11~Lv.19

前回は沢山の本を読んで「悟りの書」を見つけようって書きました。

 どんなゲームでもそうですが、重要なアイテムというのは最初から手に入るわけではありません。手に入ったとしても、それを使えるようになるのはもっと先のお話です。
 現代であってもそれは同じ。自分に必要な「悟りの書」と呼べるものに出会うためには沢山の本を読まなければみつけることができません。もしかしたら300冊読んでも見つけられないかもしれない。もしかしたら10冊目には出会えるのかもしれない。もしかしたらすでに本棚にあるのかもしれない。
 本を読み始めるというのがレベル1だとしたら、レベル10になるころには自分の好きな分野が分かってくるころかもしれない。レベル11からは自分の興味以外の本にも手を出して、好きなジャンルだけにとらわれずに人の進める本にも目を通せるようになるかもしれない。
ドラクエだって、『遊び人』から『賢者』に転職するには最低でもレベル20が必要です。
 君はまだまだレベル20にはなれないかもしれないけれど、その時に「賢者」になるためのアイテムである「悟りの書」を見つけないことには絶対になることはできません。
 1週間で1冊の本を読めば、1年間で52冊の本を読めます。1ヶ月に1冊だって年間で12冊の本を読めます。教室で周りの人を見回してみましょう。約40人のクラスで、休み時間などに読書をしている人が何人いるでしょう?その中で、マンガではなく活字の本を読んでる人は?趣味としての読書ではなく、将来戦うためのスキルを身につける読書をしている人は何人いますか?
「遊び人」はレベルが上がるとともに「遊びのレベル」も上がっていきます。
でも周りの人の多くは昨日と同じことを繰り返し、そのまま時間を浪費していきます。
他人と比べて自分が劣っていると思う必要はありません。でも、昨日の自分に比べて今日の自分が劣っていてはいけないのです。
 
 
 まだだれもアイテムを見つけていないなら自分が「賢者の書」を見つけてしまいましょう。
このことに気づいたあなたはレベルが上がっています。毎日過ごすことでレベルが上がるのではないのです。小さな気づきから、経験を積むことでレベルが上がっていくのです。
自分のレベルを上げてアイテムを見つけさえすれば「賢者」の道も目の前です☆