治具製作にあたり採寸と設計はできていたので、早速作業に取りかかりました。
今回は一つの治具で異なるサイズの電工部品のネジ締めを行うということで、途中から設計の変更・見直しをしました。
長さが60cmを超えるので結構な大きさです。主な材料が鉄ですのであまりにがっちりと作ると重すぎてしまい、女性が作業する場合には扱い難くなってしまいますのでその辺を考慮して設計しました。
製作途中
上の四角い穴に5mm角のステンレス棒を差し込んで浮き上がり防止ストッパーとして使います。
下の四角い穴は電工部品の出っ張り部分の「逃げ」になってます。
各部品を付ける前の磨き作業。
ベースは鉄板なので黒皮焼き付け塗装を行います。その前段階のブラッシング作業です。
電工部品を押さえる「ネジ」の部分です。以前父が作った治具の時はクランプで行いましたが、電工部品のサイズが異なる場合にはクランプの「締め付け調整」が必要になり、その作業が一般の人にはなかなか「良い塩梅でできない」ということで「ネジによる締め込み式」にしてほしいとのことでした。
上に付いている逆になってるL字の部品は5mm角ステンレス棒の押さえの部分になります。
電工部品を治具に並べ黒いノブのついたネジで締め込みます。電動ドライバーで電工部品の+ネジを締め込んでいくので、この状態だと場合によっては浮き上がってしまいます。そこで浮き上がり防止のステンレス角棒で頭を押さえてあげることで素早く確実なネジ締め作業ができるようになります。
後ろの部分は角穴に通してあるだけです。
また、電工部品の種類によっては金具が下に出ているものもあります。(写真左側)
これを固定するために治具にはスキマを作ってあります。
一番長い電工部品なら5連、金具が下に出ている少し小さい電工部品は6連でネジ締め作業ができます。
図面らしい図面は書かないので、ざっくりと全体像と寸法が分かるようにノートに描き残しておきました。
(ほぼフリーハンドなのでネジのやつ曲がってるじゃんっていう突っ込みはなしです☆)
作り終わったそばから「もっとこうやれば良かったなぁ」「ここはこうすると使いやすいんじゃないか」といったアイデアが出てきます。一応そのアイデアもノートに書き込み、次回の治具作成などに生かしていきたいです♪
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