みあぽんねっと!

自分に素直に生きる。好きなものを好きと言い、嫌いなものは基本スルー。

大量生産は好きじゃないけど、ゼロから作るものづくりはやっぱり好きだ。

ものを作る人ならばエンジニアよりアーティストでありたい

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やっていることは機械系エンジニアなのかもしれないけど、気持ち的にはアーティストでありたいと思っています。

 

今日は仕事で治具作りで、治具を作っていると集中して取り組んでいるのか時間があっという間に過ぎていきます。もっと時間欲しい、なんなら残業だってやっちゃうよ!という感じです。(珍しく残業しました)

 

治具/ジグ(英語:jig)は、加工や組み立ての際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の総称。

治具 - Wikipediaより引用

 

僕の父も自動車部品製造の自営業をやりつつ治具作りも生業としていました。

完成サンプルの図面を見ながらここをこの角度で曲げるには?これを固定するにはどうすればいいか?など考えながら時には深夜まで作り続けていたのを覚えています。

 

僕が父と一緒に仕事をしたのは2年程度でしたが、僕自身に仕事が入ってきた時には相談に乗ってもらったり一緒に材料を探しに行ったりしました。

 

カエルの子はカエル。

 

僕も父と同じなんだなぁと思ってましたが、実際に作る工程となると父との考え方とのギャップがあるようにも感じました。

 

目的を果たすための治具作り

治具を作る理由は何か?

それは「製品」を作るということ。

 

「製品」が図面通りに完成するのであれば治具自体の作りは簡素で良いし、必要な強度や使い勝手が良ければ問題はないというのが父の考え。

 

それでひとつ数万円で売れるし、そのようにして僕を大学にまで行かせてくれた。

 

 

僕が同じように治具を作ろうとすると部品の作りにまで気にしてしまう。

父から言わせれば「それは芸術であって仕事ではない」とのこと。

そんなことを言われて親子ゲンカをしたこともあった。

 

 

だけど確かに、同じく「製品」を作れるのであれば細かい部分に気を使い、時間をかけて作る必要は無いのだろうと思う。

 

治具そのものは道具であってそれが世に出る「製品」では無いのだから。

 

だから時間をかけずに作る、お金をかけずに作る、手間をかけずに作る、そして高くうる(高く売れる価値を持たせる)のが商売としては正しいのかもしれない。

 

そう考えるとやっぱり僕がやっているのは仕事ではなく、自分が納得できるように作っているアートみたいなもんだなって思う。こだわる必要のない部分に時間をかけちゃうこともしばしば。

 

これを個人でやっているならともかく会社で給料をもらいながらやっているのだからやっぱり求められるのは「早く、安く、簡単に・・・かつ「製品」を作れる治具」なんだろう。

 

大手の会社であればそれこそ「美しい!!」と思えるような治具を作ったりもするし、ちょっとの仕様変更で別会社で修正された治具が「ん?これで製品作れんの?」と思えるレベルだったり。

 

とはいえ、同じく「製品」を作れるのであれば本来はどちらでも良いのかもしれないね。治具単体で売るならば見た目も良いにこしたことはないだろうし、治具の費用が出ないのであればそれこそ簡素に余っている材料だけで組み上げても良いのだろう。

 

 

これって料理に例えると「カレーうどん」かな?

材料はどちらも同じ。

父の場合は冷蔵庫に余っている材料を適当に切り刻み、鍋にぶち込みカレーを作ってそれを元に作るカレーうどん。

 

僕はカレーうどんを作るためにまずはカレーの材料を揃え、ジャガイモの皮を丁寧に剥き、人参は乱切り、玉ねぎはみじん切りで飴色になるまで炒める。

それでできたカレーを元にカレーうどんを作る。

 

出来上がりのカレーうどんは味が一緒なら、僕よりも父の方が時間も手間もかからず優れているよね。

 

という意味の分からない例え話。

 

まとめ

治具というのは製品を作るために使用されるし、長く使える方が良い。

長く使える方が良いとなればメンテナンスができるとか、一部のパーツを交換できる方が良いから「調整できる」「取り外しできる」構造が優れている。

 

そう思うとやっぱり部品の固定はボルト留めになるし、作成の時間がかかってしまうね。

 

父の場合は治具作りを生業にもしてたので、長く使えるから「一度売れて終わり」ではいけなかったのかもしれない。

 

ある程度使い込んだら壊れるとか、調整に手間がかかることで「もう一度発注してもらう」という意味合いがあったのかもね。

 

そう考えるとものづくりとしても奥が深いし、商売としても奥が深い。

そんなことを考えながらゼロからものを作っていくのはやっぱり楽しいと思う今日この頃。