「Archeer」密閉型ヘッドホンが値段の割にすごい可能性を秘めているんじゃないか?!

テレビを見る用の密閉型ヘッドホンで安いの無いかなーと思っていたところEachineDirectJP様よりサンプルを提供いただいたので早速レビューします☆

 

2016.1.25

 

2000円台のヘッドホンと思えないクオリティ!

 

今日実家に戻ったらAmazonさんから届いてました。紙箱のシンプルなケースです。

 

 

中から出てきなのはステンレスバンドがシンプルで美しい、密閉型のヘッドホンです。

バンドの頭に当たる部分とイヤーカップは合皮かな、柔らかく遮音性も期待できそう。

 

 

ケーブルは布巻き!この値段では珍しいよね、布巻きっていうと高級ヘッドホンっていうイメージです。長さは約120cm、3極の部分はヘッドホン側に4極の部分はiPhoneやデジタルプレーヤーに接続します。

3極のステレオミニ端子側には20cmのところにマイクが付いているのでそっちがヘッドホン側だとすぐにわかります。

 

 

イヤーカップは柔らかい皮のような素材(たぶん合皮)が使われています。このヘッドホンは耳をすっぽりと覆うタイプではなく、耳に直接乗せるタイプです。ゼンハイザーのPX−200みたいな感じですがサイズは一、二回りくらい大きいです。

 

 

個人的にこのステンレスのメタルバンドがすごく気に入っています。かっこいいよね!こういうシンプルなヘッドホンってありそうでなかった。しかも値段がすごく安いのに安さを感じさせない感じ。

全体の色も黒、赤、シルバーでまとまっています。ヘッドバンドの赤いステッチとイヤーパッドの内側の赤いところがアクセントになってます。ヘッドホン本体の黒い部分はツヤのあるプラスチックで、スターウォーズのダースベーダーのヘルメットのようなテカリ具合です。

ここは個人的にはマット仕上げがあると嬉しい。

 

 

 

ヘッドホンの左側はステレオミニジャックの差し込み口(赤矢印)とマイク穴(青矢印)があります。

 

 

布巻きケーブルにはマイク(青矢印)とコントロールボタン(緑矢印)があります。

コントローラの使い方: 再生・停止:ボタンを押す 次の曲へ移動:素早く2回押します 前の曲へ移動:素早く3回押します 早送り:素早く2回押して、2回目は押し続けます 巻き戻し:素早く3回押して、3回目は押し続けます 電話に出る:ボタンを押す 電話を切る:ボタンを押す 着信拒否:ボタンを2秒長押す Amazonより引用

 

コントロールボタンはiPhoneを使用している場合に使うことができます。

iPhoneで音楽を聞いている時、着信があればこのコントロールボタンで電話に出ることができ、このボタン横にある部分のマイクで声を拾ってくれます。

 

じゃあヘッドホン本体に付いているマイク穴って何よーー!!

 

純正以外のケーブルをつないだ場合にヘッドホン本体側のマイクが使えるようになります。(確認済み)

だから自分好みのケーブルを作成した場合でも、別のステレオケーブルを使うことがあってもマイク機能は使うことができます。すごいよね!この機能!!

上の写真ではULTRASONEのPRO2500用のケーブルを試しで使ってみました。

 

気になる内部構造

このヘッドホンの商品ページには片側4つのドライバーが搭載されているようなことが書かれていました。

 

こ・・・これで2000円台は凄すぎでしょ!!

しかしヘッドホン自体が結構小さいのに、このサイズでドライバー4つも収納できているのか・・?

イヤーカップを外して確認してみます。

 

 

ん?40〜50mmくらいのドライバーひとつは見えるけど・・・、小さいドライバーは見当たりません。見えない部分に収まっているのかな?

 

さらにハウジング分解

 

ないね。ドライバー1個だね。

これ商品ページの写真を間違って載せてしまっているね。これを知らずに購入してしまったらお客さんからクレームになること間違い無しなので、販売している業者さんにメールを入れておきました。

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2016.01.25追記

EachineDirectJP様より、「Amazonの商品画像が間違っていました」ということで修正されていました。

 

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ついでに左側も分解してみる。

 

こちらにはマイクとジャック差し込み部分のパーツが付いていますが、右と同じようにドライバーはひとつです。

 

 

ついでにドライバーサイズを測ってみました。ざっくり40mmくらいです。

 

しかしこれバラしてみて思ったのですが「面白くなるヘッドホン」ですよ。

その昔、AIWA HP-X122という激安ヘッドホンが改造ベースとして2ちゃんねるで話題になりました。僕はこのヘッドホンを買ったところから「ヘッドホン沼」に足を踏み入れてしまったと思っています。

 

AIWA HP-X122 改造」でググれば当時の記事が大量に出てきます。改造ベースとして安く購入できてなおかついじりがいのあるヘッドホン、そして音の変化を楽しめるヘッドホン。

 

このArcheerのヘッドホンはそれの再来になるのではないかと思いました。

 

分解のしやすさ、ドライバーのいじりやすさ、ハウジングのいじりやすさ、そしてリケーブルしやすいのでそれだけでもお手軽改造ができてしまう。AIWA HP-X122の最大の弱点はあのウルトラマンのような見た目でした。でもこのArcheerのヘッドホンは外でつけていてもカッコイイと思えます。

多分そのうち・・・いじってしまいます。これ絶対に改造ベースとしてオススメだよ!

 

装着感

このヘッドホンはいわゆる「耳乗せタイプ」ですが、ヘッドバンドがしっかりしており安定感が高いです。ただ頭の大きさによっては側圧が強く、長時間の使用で耳が痛くなるかも。(僕は30分くらいで痛くなりました)

 

しかしこのヘッドバンドはステンレス製であるため、両手で持って外側に開いてあげれば曲げて調整できます。ここがプラスチック製だと諦めるか、無理にやって壊すかのどちらかです。曲げられるってことは「自分にぴったりのサイズ」に作り変えることができるということでもあります。

 

注:きついからといって一気に曲げず、少しずつ広げて様子を見ましょう。

 

ハウジング部分はクルクルと手首を返すように動くので、耳のちょうどいい部分にパパッと装着できます。僕は眼鏡をしているのですが、メガネをそのままかけた状態でヘッドホンをすると側圧によって痛くなります。一度眼鏡を外し、耳とヘッドホンの間にかけるようにすると具合が良いです。

 

音質

低音と高音強めで、ボーカルより楽器が前に出てくる印象。高音より低音が全体的に支配している感じ。

 

音の雰囲気が近いというということもあり、KOSS PORTAPROと比較してみると、低音の抜けや量ではポータプロに負けてる。Archeerは中低音がよく出ているのかな、低音がこもりがちな部分もある。十分エージングされたポタプロとほぼ新品のArcheerなのでドライバーの性能が出切っているかはわからない。

 

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関連記事

開放型ヘッドホン KOSS PORTA PRO(ポータプロ)

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電子音バリバリの中田ヤスタカミュージックには相性が良いように感じる。

iPodに入ってるこの音源で視聴

capsule: Sugarless GiRL

ノリの良い音楽が似合う感じだね。ポータプロの密閉型っていう感じ。

 

今日のナルホド!!

値段がお手ごろでなおかつノリの良いカッコイイヘッドホンと出会えた!

しかも改造ベースにも良さそうだし、自分の好みで簡単にケーブル交換ができるってコストパフォーマンス高すぎでしょ!

 

Amazonに乗ってる写真&説明には間違いがあり、ドライバーは片側ひとつずつで約40mm。

 

それを除いても「安くておすすめ!」できるヘッドホンと久々に出会えた嬉しさ♪