昨日ね(もう一昨日か)、ブリューゲルの「バベルの塔」展とヒグチユウコさんの「バベルの塔原画展」に行ってきました。
そもそもヒグチユウコさんのこと何も知らなかったのですが、ツイッターでたまたま見かけた画像がすごく気になって東京まで足を運ぶこととなりました。
↑ツイッターでこれの写真がアップされ、こういう絵ってなんだか好きだなぁ。誰が描いているんだろう?」と思ったのがきっかけです。
すぐさまAmazonで調べてみたらこれは本ではなくポストカードなんですね。
そしてヒグチユウコさんは「バベルの塔原画展」というのを表参道にあるTOBICHIで行なっていることを知りました。
ボスとブリューゲルの世界を、ヒグチユウコの世界観で描く。
なんだかこういう幻想的?な絵とか、細々とした絵ってすごい好みなんですよね。この本はまだ5月1日に発売されたばかりらしく、今ならまだ初回限定版のポストカードが付くようです。
そもそもバベルの塔ってなんだろう。聞いたことあるようなないような。
たまたま書店に行く機会があったのでブリューゲルの本を覗いて見たら・・・
僕好みの絵でした。
1つの作品の中に何人もの人が様々なことをしている絵ってすごく好きなんです。
そういえばこんな絵を小学校時代の図工の教科書で見たなーって思います。
この本にもバベルの塔が載っていますが、じゃあヒグチユウコさんの描くバベルの塔ってどんなもんだろうと気になってくるわけです。
だからもう・・・すぐにAmazonで注文しちゃったよね。(今現在は売り切れのようです)
こちらはブリューゲルのバベルの塔をヒグチユウコさんの世界観で描いたもの。遠くにひとつ目がいたり、なんだかわからない生物がいたり・・・見てるだけで面白い。
そう、この本の原画展が表参道でしかも無料でやっているというので行きたくて仕方がない。でもせっかくなら本家のブリューゲルの絵を見ておかないと楽しめないだろうと思って先に東京都美術館に本物を見に行ってから行こうと決めました。
美術館ってなかなか来ないから楽しみ!15〜16世紀の絵が90点ほど展示されているようです。しかもブリューゲルのバベルの塔は24年ぶりということで、自分の興味がある今この時に実物を見れるということが最高に嬉しい。
何も知らないままに見に行きましたが、これらの作品は旧約聖書を絵画にしたもので、文字を読むことができない人でも絵を見ることで聖書に書かれていることがわかるように描かれたものだそうです。
実際に描かれたバベルの塔は思っていたよりも小さな絵で、それでいてとても細密に描かれています。よーく見たいのに「前の人と離れないよう進みながら見てください」っておい!そんな一瞬じゃよくわかりません!(笑)
なんども並んで良いみたいですが、どちらにしても一瞬なので事細かくは見れないですね。
バベルの塔を3倍の大きさにしたレプリカ?もありますが、それで見たとしても細密に描かれていることに驚きを感じます。いや本当・・・人ってすごいな。
上野の東京都美術館を出たら表参道に向かいます。
こちらヒグチユウコさんのバベルの塔原画展。入場は無料です⭐︎
こちらに来てブリューゲルの「バベルの塔」展の半券を見せると「たら夫」の名刺がもらえます。
ここではヒグチユウコさんの描いた「BABEL」の原画が展示されています。バベルの塔だけでなく、その他のブリューゲルの作品やヒエロニムス・ボスの作品をヒグチさんの世界観で描いており、タダでさえ奇妙なモンスターたちがより可愛らしく、より不思議な世界観で表現されています。
僕はこの頭が猫で手が蛇で体がタコのギュスターヴくんが好きですが、嫁ちゃんは右側のひとつ目ちゃんが可愛いと言ってました。うーん・・・可愛い?のかなぁ。
TOBICHIのショップではすでに「BABEL」が売り切れになっていました。残念!!
いや、もう前日に買っちゃっていたけどね。ここで買おうと思っていたなら無くてショックも大きかったことでしょう。
ブリューゲルに興味があるなら是非ともヒグチさんの原画展も見て欲しい。
そしてヒグチさんの作品に興味があるならブリューゲルのバベルの塔も見て欲しい。
どちらも独特の世界観で、見る人を惹きつけるすごい作品です。ゴールデンウィーク中は混んでいると思いますが是非とも足を運んで自分の目で見ることをお勧めします⭐︎
記事を読んで面白かったものや気になるものがありましたら「はてブ」や「シェア」などしていただけると大変嬉しいです!今後の励みになりますので宜しくお願いします☆