仕事場で使っているスポット溶接機のフットペダル?フットスイッチ?が接触不良により思いがけないところでスイッチが入ってしまうので修理しました。
半田ごてを使ってしっかりと修理したかったのですがすぐに用意できないということで昔ながらの修理方法でとりあえず使えるようにします。
修理といっても基本は切ってつなぐだけ!
まずはフットペダルを分解し、配線と中のスイッチを確認します。長年使われている機械の場合でもスイッチそのものが壊れるよりも劣化した配線が断線する場合がほとんどだと思います。
このスポット溶接機も20年以上使われてきた機械であるため、配線のビニール樹脂も硬化してしまい、何度も折れ曲がることで配線が断線していました。それによってスイッチで繋がる配線同士がスイッチ手前で通電してしまい、勝手に動いてしまうという現象でした。
工具の準備
使う工具は分解するものによって違いますが、ざっくりとこれくらいあれば修理はできます。
- 上 モンキーレンチ
- 左から ビニールテープ
- ニッパー
- プラスドライバー 小
- プラスドライバー 大
- カッターナイフ
その他、適宜用意してください。
修理作業
まずはペダルスイッチ本体を分解します。
スイッチはプラスネジで固定されていたので緩めて外します。スイッチ自体を触ってみても特に気になる部分はありませんでした。本来であればスイッチに配線を直接ハンダ付けしたいのですがコテがすぐに用意できないということで、配線同士を直接つなぐ方法で処置します。
そのため繋ぎあわせる部分に余裕をもってカットします。
スポット溶接本体側の配線。こちらも断線している部分を切り落として中の芯を出しておきます。ケーブル自体がかなり硬化して癖もついてしまっています。ケーブルごと交換もしたいですね。
グレーの被覆を剥がし、赤、白、黒の配線をさらに剥いて銅線を露出させます。銅線同士をねじり繋げるので20mmほど出しました。
あとはこれらの同じ線同士をねじって繋ぎ合わせます。
ここで一つ注意!ここで単にスイッチとケーブルを繋ぎ合わせてしまうとフットスイッチのケースに入りません!!先にフットスイッチ側に配線を通りてからスイッチと繋ぎ合わせましょう♪
(こういう簡単なミスって結構やってしまうんだよねぇ)
配線をネジネジしたらビニールテープの出番です。銅線部分に巻きつけ、さらに被覆のある部分と一緒にまとめて絶縁しておきましょう。
それぞれ3本とも絶縁をしたらスイッチを元の位置に戻します。配線が硬いので無理な力がかからないようにうまく逃してあげましょう。
スイッチをネジ止めして蓋を閉める前にちゃんと動くのかスポット溶接機の電源を入れて確認します。もし蓋を閉めてから「動かない!!」ってなったらまた開け直さないといけないですからね!
以上で作業終了です。だいたい15〜20分くらいで終わりました。
製造業にとってモノを生み出す機械はとても大切な存在です。完全にダメになる前にちょっとずつでもメンテナンスして「動かない」という状態になる前に修理しておきたいですね。簡単な処置ではありますがこれでまたしばらくは安心して使えます☆
今日のナルホド!!
作業そのものは5〜10分くらいだけど、工具揃えるのに時間かかった・・。
会社にも自分の工具箱を置いておこうかな☆
(・ω・)/なんくるないさー!
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