燃料切れの心配がいらないワックスバーナーを自作してみよう!

燃料漏れを気にすることなくカバンの中にぶち込めるコンパクトバーナー

最近はよくYouTubeで「Kentarou In The Woods」さんの動画をよく見ますがそこで紹介されていたワックスバーナーを自分でも作ってみました♪

簡単に言うとワックスバーナーというのは「でっかいロウソク」みたいなものです。

ロウソクで使われる糸のような芯を太くすることで高い火力を得られるバーナーですね。

ガソリンバーナーやアルコールバーナーと違い本体と燃料を別々に持ち歩く必要がないのでこれ一個カバンに入れておけばどこでも火を扱うことができます。

しかもガソリンバーナーやアルコールバーナーのように燃料を個別に持っていく必要もないですし、カバンの中で燃料が漏れるという心配もない♪

ワックスバーナーのメリット

  • 材料費が安い
  • 点火が簡単で調理に必要な火力が得られる
  • 冷えて固まれば蓋をしてそのままカバンに放り込める
  • 大きさにもよるが2〜3時間燃え続ける
  • 予備としてカバンに入れておくともしもの時の安心になる

デメリット

  • 大きなものはそれだけ重量が増す
  • 自作する面倒くささがある
  • 使う缶によって蝋が漏れないよう多少の工夫が必要
  • 煤が出るのでクッカーが真っ黒になる

まずは遊び感覚でワックスバーナーを作ってみよう!

Kentarou In The Woodsさんの動画を見ればワックスバーナーの作り方が簡単にわかります。

では実際に僕が作ってみての注意点や失敗談など書いていきます。

材料は100均で揃えられるぞ!

100円ショップで手頃な大きさの缶とロウソクを買ってきました。

ロウを入れる缶はつなぎ目のあるタイプよりも一体成型のものがあればそれのほうが良いです。

僕はつなぎ目のあるタイプを購入したのでロウ漏れ対策として中にアルミ箔を敷いて対策しました。

失敗点その1:つなぎ目のある缶は蝋が漏れる。(対策したけど後日漏れを確認しました)

まずはロウが溶けやすいように砕いていくよ。

芯はあとで使うので出来るだけ切らないように取り出します。

空き缶が見つからなかったのでペットボトルを器にして蝋を溶かしていきます。

失敗点その2:ペットボトルで蝋を溶かすのはやめよう!縮むぜ!!

さぁロウを溶かしていきます。

このあと目を離した隙にペットボトルが倒れててさ、中にお湯が入っちゃったよね。

ロウを溶かしている間に芯になるダンボールを切断します。

缶と同じくらいの高さに切り出しクルクルと丸めます。

そこに先程取り出したロウソクの芯を突っ込んでいきます。

この芯はワックスバーナーに着火する際のプレヒート用の芯になりますので何本か突っ込んでいきましょう。

段ボールの長さは缶に収まる程度で調整しましょう。

あとはここに溶けたロウを流し込んで行けば完成になります!

溶けたロウなんだかお湯なんだかわからなく困惑。

ロウを溶かしている最中は目を離さないほうが良いですね・・・。

完成したワックスバーナーに点火してみよう!!!

アルコールバーナーとは違って赤い炎が立ち上がります。

点火の際はロウソクの芯の部分の何箇所かに火をつければ段ボールにも燃え広がっていきます。

逆にロウソクの芯を入れていないと点火に手こずりますので1本でもいいので突っ込んでおきましょう。

くまモンシェラカップを使って沸騰テストと煤汚れテストをしていきます。

ワックスバーナー表面の状態。

気化(ガス化)したロウが雲海のように漂っていて幻想的です♪

五徳を用意してなかったので手で持って沸騰テスト中です。

火力の強いロウソクと同じなので煤が舞い上がっているのが写真でも見て取れます。

下から覗き込んでみるとシェラカップの裏側が真っ黒なのがわかります。

クッカー全体が真っ黒だし、なんなら飲み口あたりまで煤が巻き込んじゃっている感じなので蓋とかあったほうが良さげ。

直接口をつけて飲むことはちょっとできないなぁ。

シェラカップなので入っている水の量は少ないので勢いよく沸騰していますが、使ってみた感じでは火力も十分なので米を炊いたり調理に使えると思われます。(今後テスト予定)

ご覧の通り、クッカー自体はまっくろくろすけになりました。

焚き火でクッカーを使えばほぼこんな感じになるので僕は気にならないですが、クッカーを汚したくない人は調理で使うのはイヤかもしれませんね。

じゃあ調理以外にワックスバーナーを使うとしたら?

  1. 炎が上がるほどの火力なのでランプ代わりになります。(小さな炎で焚き火気分を味わえる)
  2. 炭などに火をつける際のトーチ代わりになる。

ガスバーナーやアルコールバーナーしか使わない人は「煤汚れ」が気になるかと思いますが、燃料切れや燃料忘れなどの際にパッと出してパッと使える火器があると安心ですので遊びがてらに作って見てはいかがでしょうか。

ランプとして使うだけでキャンプサイトがちょっと良い雰囲気になるし、薪を集めなくともお手軽きがるに揺らめく炎を見れるのは良いです♪

それに消火の際も炭や灰の処理を気にすること無いし、蓋をポンと閉めれば消火完了です!冷えたらカバンにそのままつっこめるのもポイント高いですよね!

ロウが減って火力が弱くなったらロウを削って追加しておくか、作った時と同じように溶かしたロウを再度流し込めばOKです。燃料補充も簡単かつ低料金というのも嬉しい。

また今度缶の種類を変えて追加で作ってみる予定です♪

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