片手オープンが気持ち良いミニナイフ
ハーピーを手に入れてからしばらくして購入したのがSpydercoのマンバグ。スパイダルコの小型ナイフといえばレディバグ(てんとう虫)が有名だと思うんだけど、それとほぼ同サイズのモデル。
レディバグより若干ハンドルが太く、刃の厚みもある。刃の形状もレディバグはホローグラインドに対してマンバグはフラットグラインドになっている。
ハンドルはザイテルという樹脂で、このデザインが良く濡れても滑りにくい。小型の樹脂ハンドルということで19gととても軽い。
全長:113mm
刃長:49mm
刃厚:2.5mm
鋼材はVG10となっており、同じマンバグでも種類によって鋼材違いのものもある。刃も直刃と波刃(セレーション)があるので使うシーンで使い分けたらよいと思う。
裏側にはSEKI-JAPANの文字、日本製かつ関刃物ということでナイフとしての信頼性も高い。
ちょっと使う小型のナイフというとビクトリノックスのクラシックとかがあるよね。
マンバグの良いところはコンパクトな折りたたみナイフでありながら片手で開閉できるところ。ビクトリノックスなどのツールナイフやオピネルなど、使い勝手の良いと言われる小型ナイフは数あれど「片手で開けられる」ものはそうそう無い。
スパイダルコの良いところは開けるところから使い勝手が良いところだと思う。
しかもビクトリノックスのクラシックやオピネルなどよりも刃厚があるので、雑用をこなす刃物としても優秀。
自分の使い方としては洋服のタグを切ったり、届いた郵便物や段ボールを開ける、段ボールの解体など。ポケットから取り出しそのまま片手でナイフを開き、作業し、片手で閉じて、ポケットにしまえる。
これ、折りたたみナイフを使ったことがある人だとわかると思うけど、多くの折りたたみナイフは開くのに両手で開ける必要があるんだよね。
マンバグはその小ささをいかして、いつでもポケットに入れておいて必要な時にパッと使える道具らしい道具だね。とても軽くて持ち歩きの負担にならないし、鋼材も実用ナイフとして錆びにくく耐久性もあるし申し分ない。
普段使いとして考えると見た目がお気に入りのハーピーよりも断然マンバグの方が使いやすい。刃物としては短く小さいけれど、カッターナイフで必要以上に刃を長く出して使うより取り回ししやすく刃が厚く安定していて使いやすいね。
デメリットとしてはナイフが小さいわりにお値段が高く感じるとか、小さいからこそ無くしやすそうってくらい。
そう考えるともう少しサイズの大きい「ドラゴンフライ」が気になっちゃうんだよなぁ。