シマノ スコーピオン1500
スペック
スコーピオン1500 ギア比:・・・6.2
最大ドラグ力・・・4.5kg
自重・・・245g
糸巻量・・・NY3号190m
最大巻上長・・・66cm
スプール寸法(径/幅)・・・34/25㎜
ベアリング(ボール/ローラー)・・・5/1
1993年ごろの発売なので約25年前のリール?!なんですね。
さすがに古いリールなので仕方ないのですが不具合出てきました。クラッチを切ってスプールを指で弾くと何かに引っかかるように止まってしまいます。軽ーく回すとそんなことはないのに、勢いよく弾くときっきっキッキ・・・と鳴って止まる。
それなのでキャスティングすると「ギーーーーーーーン!」という感じで「何これ!DC??w」っていう雰囲気を味わえます。
明らかに何かが引っかかってブレーキがかかってる。遠心力ブレーキを見たら全部がブレーキオフになってる。それなのにギーン!と鳴ってしっかりブレーキがかかる。かなり強力!!
サイドカバーを見てみるとやたら細かなゴミが目立つ。何これ金属粉?
プラスチックのブレーキシューで真鍮って削れるかね?かなり削れてる感じなんですけど!
もう一度スプール側を見てみたら原因がわかった。ブレーキユニット本体にクラックが入っているピンが気持ち外側に飛び出しているように見える。
つまり低回転時は飛び出さないのだけど、高回転になったときにブレーキシューのピンそのものが遠心力によって飛び出してブレーキをかけてるね。とりあえずこの部分のピンをペンチで抜き取ったら今までに無いくらいルアーがぶっ飛んで行ったよ!!(嬉しい!!)
長年使ってるとブレーキユニットが疲労によって割れてきちゃうんだね。タックルベリーの中古リールのところでも「ブレーキユニットにクラックあり」なんて書かれてたりするけど、割れそのものは問題無いものの割れによるピンの出っ張りが悪さするということがよくわかった。
クラックは全部で3箇所あったのでその部分の修理を行います。液状の瞬間接着剤ならばブレーキシューのみ取り外してクラックに瞬間接着剤を流し込めばいいと思うのだけれど、手元にあるのがゼリー状瞬間接着剤だけだったので一度ピンを抜き取ってから接着剤をつけて取り付け直しました。
一度抜いてから挿し直しているので、しっかりと奥まで刺さっていることを確認。ここで中途半端に出っ張ったままだとブレーキ効きっぱなしどころかスプール回転しなくなる可能性あるから注意だね。
瞬間接着剤がしっかり固まってからブレーキシューを装着して作業終了です。しっかり固まっていないとブレーキシューがピンにくっついてしまいブレーキの役割をしなくなるので注意!
サイドカバー取り付けて指でスプール弾いて引っかかりなどの抵抗が無いか確認。ハンドル回してスプールの回転に問題が無いか確認して終了です。
これでまた気持ちよく釣りができるぞーい♪