木を削ってスプーンを作る。「セルフクラフトカトラリー」

100円ショップのアウトドアコーナで見かけたこれ。

板に窪みがつけてありスプーンの形が描いてある。

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こういうの子供と一緒にやりたいと思ってたけど100円ショップにも並ぶとは!

他にも大きめスプーンとかフォークとか4〜5種類くらいあった。

 

ナイフ一本でひたすら削っていく。左は自分で右が娘の。

一番細い部分は角度的に削るのが難しい。材質はヒノキなので比較的柔らかく加工橋しやすいのだけど、力の加減やら刃の方向を考えないとどんどん削りすぎる。



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厚みを薄くしていくことでどんどんスプーンらしさが出てくる。柄の部分も多少デコボコさせて太さに変化を与えてみた。難しいのは窪み部分を広げていくところかな。彫刻刀の丸刀を使ってやったらやりやすいかと思ったが、深く削りすぎたり食い込みすぎて逆に難しいナイフの先端のカーブ部分を使って少しずつ広げていくのがいい。

 

こういう細かな作業をしていると「もうやめよう」と思っても、「あとちょっと」が続いてなかなかやめられない。早く完成させたい気持ちと、もうちょっと薄くしよう。もうちょっと滑らかにしよう・・・。

 

やすりがけも同じ。だいたいこの辺でいいだろうと妥協しなければ、最悪穴が開くまでペーパーがけをしてしまうだろう。

 

特に木工って細かい紙やすりを使うほどに表面がツルツルサラサラになっていくのでやめ時がわからない。「もういいか」がやめ時。

 

最後にアマニ油を塗ってコーティングして終了。

出来上がったスプーンがこちら。
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段々になっている柄の一番細い部分が華奢すぎて使うのをためらう。

小さい頃から好きなこのお菓子の影響をかなり受けていると思うデザイン。

 

 

ちなみに娘の方はヤンヤンつけボーのようになった。

(写真は撮ってない)


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実は家に「硬すぎて削るのを諦めたスプーン」がある。

今回のこれはとても削りやすく、ウッドクラフトをやり始めるのにとても良いと思う。

スプーンの窪みを作るところは専用の道具が無いと難しいけれど、最初から窪みが作られているのでそこを拡大していくだけでスプーンらしく出来上がる。

 

ちょっとこれでやる気が出てきたので、硬すぎて削るのを諦めたスプーンにも再挑戦したいと思う。