高校生になって新車で購入した98年式ゴリラ。つい先日コイツとお別れすることになりました。
高校一年生で原付の免許を取り、こいつが届いたのは雨の日の夕方。
嬉しくて、でも公道で走るのが恐くて家の前の駐車場をハムスターのごとくグルグルとずっと回り続けてました。
バイクに興味を持ってやりたくなるのか改造です。一番最初にプラグ交換をやったなぁ。
最初はボルト一つ外すのだって心配なくらいでした。学校は原付通学がOKだったので、怒られない範囲で色々いじくってました。
マフラー交換(当時はOKだった)、エアクリーナー交換、キャブレター交換、ポート加工、ハイカムに交換など次第にエンジンに手を入れてみたり、クラッチがダメになればバイク屋の前で教えてもらいながら交換したりとバイクについての知識を色々と教えてもらいました。
いじったあげくに結局はオリジナルの形がいいと、中身は変えながら外観をオリジナルに近づけて乗ってました。
初めてコイツで転んだのは高校2年にの時の冬のいろは坂。まいてあるスリップ防止の砂ですっ転びました(´Д` )
真夏の山ツーリングでは焼き付くんじゃないかとヒヤヒヤしながらの2速全開。
雪降った日には犬のごとく土手で走り回りました。
しかし大学生になってからは中型バイクや車に乗ることも多くなって、社会人になってからはほとんど乗ることなく放置。
たまに出して洗ってメンテナンスしてまた放置。
けっきょく次に乗る時にはまた洗ってメンテしての繰り返し。外観もそうとうヤレてきて、家の仕事も多くなって置き場所にも困ってきました。
そんな青春時代をいっしょに過ごした仲間を譲って下さいと訪ねてきた人がいたので、ぜひこれからもバイクとして活躍して、誰かのために動き続けてくれたらいいなと5/21手放しました。
きっとバラバラになってパーツ単体になっても、誰かのバイクの一部となって動いてくれることでしょう。
思い出を形として残していきたいと思いましたが、このまま雨ざらしになって朽ちていく姿も見たくはないので是非とも誰かの想いを乗せるバイクであり続けてほしいです。
ありがとう、そしてさようなら。