書くだけで夢がかなうって本当?
書くだけで夢がかなう 魔法の手帖術 著:佐藤富雄
手帳関連の書籍が好きで気になる本があるとつい手にとってしまいます。
こちらはAmazonで見かけて興味を持ったので購入してみました。
見た感じ「女性向け」の書籍に見えますが、まさしくその通りです(笑)
以前別の書籍で「読んでみたいと思った本=自分が必要としている本」と書いてあり、自分のアンテナに引っかかったものはどんなものでも一読してみる価値があると知り実践するようにしています。
この本では「手帳」というものをビジネスで使われるスケジュール管理としてだけでなく「夢をかなえるための設計図」として手帳を使いましょうと述べられています。
手帖に日記を書き込もう
僕は手帖に日記や行動記録などを書き込みますが、ほとんどの人は「手帳=スケジュール帳」として使っているのではないでしょうか。
著者は手帳に対して「手帳とはこういうものだ」という先入観をを崩す方法として日記を書き込むことを勧めています。
著書の中では「手帳に日記を書き込むことは、手帳の「枠」を取払い自由自在に使いこなすための第一歩」だと書かれてます。
手紙を書くように日記をつける
僕は日記を書く際に「今日は○○した」とか、箇条書きに書いています。
日記というより事実を並べただけの行動記録のような感じです。
例えば
運動会 徒競走で1位が取れた
となりがちなのですが、それを「です・ます」調に書いて誰かに伝える感じで書きましょうとのこと。
そうなると「今日は楽しみにしていた運動会でした。僕は走るのが得意なので、1位を取ることができました。」という感じになります。
日記を書く目的は「読み返す」ためなので、将来の自分に手紙を書くつもりで日記を書いてみましょう。手紙を書くという意識を持つだけで文章は美しさを増し、自分の心境やその時の情景、自分の気持ちをもっと客観的に知ることができるようになります。
日記には「いいこと」だけを書く
たとえその日にどんなに悲しいことがあったとしても、どんなに怒り狂うことがあっても「いいこと」だけを書くことを意識します。
事実を多少ねじ曲げてでも、あくまでも「いいこと」だけを書いていく。
「私はこういう人間だ」というセルフイメージ(自分のイメージ)は、すべて言葉によってつくられます。つまり「いいこと」だけを書いていけばあなたのセルフイメージはどんどん前向きなものへと変化していきます。
この本の冒頭でも「私たちの自己像、私たちの意識は、すべて言葉によって作られる」と述べられているとおり、自分自身を作り出すのは自分から発せられる「言葉」そのものです。
だから良い言葉をたくさん発することが大切なんですね。
感動したフレーズをどんどん書き込む
日記には「何をしたか」を書くけれど、むしろ大切なのは「何を感じたか」。
あなたが何を考え、何に心を動かされ、何に感動したのか。
それを書いていくことが重要です。
- 本を読んで、感動した一説を日記に書いておく。
- 映画を観て、感動したセリフを書き留める。
- 音楽を聴いて、気に入った歌詞をメモしておく。
これまで自分の中になかったものの見方や考え方、あるいは自分のボキャブラリーにないものをどんどん書き込んでいきましょう。
他にも
夢をかなえるふたつのリスト
あなたは手帖の編集長になる
「椅子に座ったらメモ!」
習慣 ロジックよりも感覚を大切に
無理に制限を設定しない
あとカラーペンを使いこなそうということで黒・赤・青・グリーンのボールペンと蛍光ペンについても書かれていました。
男性が手帳で使うペンは主に単色か、多くても黒・赤・青・グリーンくらいだと思います。
女性が手帳を使う場合はかなりカラフルでビジュアル的にも楽しい手帳になってますね。
デコレーションとかもそうですが、僕も含め男性の場合はこういう部分に気を使うことはほとんどありません。
ほぼ日手帳でもトラベラーズノートでも、男性の持つ手帖は実用的だったりシックな感じですが、女性の持つ手帳はカラフルだし個性豊かで楽しさが伝わってきます。
僕もそんな感性を見習って、まずはペン類ということで早速「消せるインク」のフリクションボールの4色ボールペンと蛍光ペンを買ってきました♪
巻末には付録として3ヶ月分の書き込み式手帖になっています。
単行本としては結構薄めなのでサクサクと読み終えられます。
本が薄いから内容も薄いかといえばそんなことは無く、あらゆる自己啓発書のエッセンスもうまいぐあいに詰め込まれている手帳の本といった感じです。
最後に「幸せを呼ぶ10ヵ条」
自分が幸せに感じない時、不幸ばかりだと思うときにこのリストを見てチェックしてみたらどこか欠けている部分が見つかると思います。
手帳を夢をかなえるためのツールとして使う時にぜひとも読んでもらいたい書籍です♪