ハンドプレスで菱目打ちもポンチもカシメも打てるようにするオプション部品の作成☆

おはようございますヤマナカ(@miapom)です。

今現在作っているレザークラフト用ハンドプレスでは工具径最大10mmまでの「ひしめ打ち・ポンチ・カシメ」をご使用できます。

 

しかしカシメで使う工具は10mmを超えるものも多く、ポンチは穴の大きさによって直径も大きくなりますし、ひし目打ちは数が多くなるほど軸が円ではなく長方形になります。

 

これらをハンドプレスで使いたいというH様からのご依頼を受けましたのでその製作を行いました☆ ↓写真使わせていただきました。

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写真ではノギスの内側に入ってしまってますが10mmを超えているカシメ打ち。

 

 

 

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20mmの穴をあけるポンチは直径24mmあります。

 

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一度に10個の穴をあける菱目打ちは板材をプレスで抜いてあるため、打つ部分は円形ではなく長方形になっています。 これらの工具を使えるようなオプション部品をさっそく作っていきます☆

 

 

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10mm~16mmの工具が使えるようにしました。 ハンドプレスでは工具から垂直に力がかかるので、その圧力に耐えられるようボルトの頭と工具が接するように作っていきます。

 

パイプ部分の金属は薄いですがパイプ部分は工具を持つためのガイドの役割なので強度的にも問題ありません。 工具固定は蝶ネジで行い、パイプ本体にもネジ穴加工してありますが念のためナットも溶接にて取り付けます。

 

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24mmのポンチを打つために作ったこちらは、16~26mmくらいまで取り付けが可能です。 上と同様に工具にかかる圧力を考えて作りました。

 

特にサイズが大きくなればそれに伴って工具や工具ホルダーにも大きな力がかかるのでより丈夫に作る必要が出てきます。旋盤にて材料を削り、パイプにぴったり入るように作りました。

 

工具自体が重くなるのでそれを固定するために固定ネジは上下に2カ所設けました。

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菱目打ちは打つ部分が角形なのでフライス盤にて作成。

菱目打ちは打つ時よりも抜く時の抵抗が大きいので引き抜き時に菱目打ちがホルダーから抜けてしまわぬよう上下に固定ネジを取り付けます。

 

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それぞれのパーツを溶接。(写真では一部未完成) ハンドプレスの通常のホルダーは5mm~10mmくらいの工具を取り付けられるので、このオプション部品でさらに10mm~16mm、16mm~26mm、角形の形状の工具を取り付けできます♪

 

この後、少し手を加えて色を塗って完成となりました。 製作は1週間~2週間ほどお時間をいただきます。 お値段は使用する材料や工具の形状によってかわりますので、気になる方は一度メールにてお気軽にご連絡ください☆

 

ブレインズコネクト 代表

山中 督(ヤマナカ タダシ)

miapom618@gmail.com

 

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