可愛い生き物だけど一度は食べてみたいというジレンマ
Xを見てたら横浜八景島シーパラダイスで「オオグソクムシを食べられる」といった投稿を見かけてとても気になってました。嫁ちゃんに相談してみたところ予定を組んでくれ、泊まりがけで遊びに行くことになりました♪
ちょうど台風とぶつかってしまい、遊園地で遊べるかどうか、雨のようなら水族館メインかなと心配してましたが僕の本命の予定は「オオグソクムシ」。
釣りエリアの水槽にいるようなので早速会いに行きましょう。
海のお掃除屋さんとも言われるグソクムシ。名前に「ムシ」とついているけど甲殻類の生き物です。見た目はちょっと違うけどエビとかシャコの仲間です。
オオグソクムシの水槽をまず通り過ぎて、レジで先にお会計です。一尾990円だったかな。お会計を終えてもう一度水槽の方に向かいます。
どれがいいですか?と言われるも、そんなに動き回ってるもんでもないのでどれが元気なものなのかも全然わからん。なんとなく「あれで!」って選んだのがこちら。
なんかお腹側の色が黒くてキモい。もっとキレイな個体選んでも良かったかも。後からよく見たら、個体によって体の厚さがだいぶ違う。これは薄型。もう手にとってしまったし、色が悪いけど実はその方が味が良いのでは?!なんて自分に言い聞かせて交換はせず。
背中側から見るとダンゴムシみたいでかわいいねー。でっかいダンゴムシ。
袋に入れてもらい調理場へ向かう。噛む力が強いので口元に手をやらないでくださいと言われました。ちっちゃい怪獣みたいでめっちゃ可愛いよね。危険を感じると口から茶色い液を吐き出すみたいです。
「かわいいなぁ!食べてしまいたいくらい!」
ってことで、調理場に向かいます。
調理場で渡すとすぐに捌いてくれます。
ガラス越しに見ることができます。調理法として素揚げなのでお腹を割いて腸あたりを取り出すくらいでした。
しばらく待ってご対面。
カラッと揚がって戻ってきました。かわいいかわいい言いながらも食べてしまうなんてとても残酷ですね。自分の身体の一部となってくれるため、しっかり味わっていただきたいと思います。
ダイオウグソクムシのガチャとツーショット。同じくらいのサイズ感。
ここで娘が脚を一本くれというのでもぎって渡す。なんかキモいと思いつつも、食べてみたいという好奇心だろう。
では、いただきます!
あぁ、こうやって見るとやっぱり虫っぽいね。エビの仲間だと思っても虫っぽい何かを感じる。
脚いっぱい生えてるし、脚がトゲトゲだし。
触覚とかもう・・・
食べるときやっぱり多少なり勢いが必要でした。これはエビだ。これはエビだぞと自分に言い聞かせる。とりあえず尻尾側から食べます。
尻尾硬ぇ!!普段からエビの尻尾とか食べちゃうけど、2倍、3倍くらい硬い。なんだろう、痩せ型だったからか身を食べてる感が少ない。でも上半身側はしっかり身を感じることが出来ました。
海のお掃除屋さんということで死骸ばっか食ってたら臭みがあるんかな?って思ったけど全然そんなことはない。たぶん水槽で飼育されてるからある程度新鮮な餌食ってるからかもね。
味はやっぱりというかエビに近い感じで美味しさを感じられた。
ただ注意しないといけないのは殻とか足がトゲトゲで口の中を切っちゃうとこだね。気がついたら切れてた。
殻ごと食うのが正解かはわからんけど、身だけ食うとなるとほんのちょっとしか無いね。僕は殻ごと全部いただきました。ご馳走様!
翌日、やっぱり娘もちゃんと食べてみたいということでもう一尾購入。
見た目も綺麗で、体も分厚いキミに決めたっ!
やっぱりグソクムシかわいいなぁ。でもこれ食べちゃうんだよなぁ。
昨日はよく見てなかったけど写真も取ってきた。
このこは雌だったのか、割いた時に卵が出てきてました。
素揚げで登場オオグソクムシ。
娘は脚を先にもいで、頭から食べるスタイル。その方が安全!口切らないようにね!
半分くらい食べたらリタイア。殻ごと食うの大変だからね。
体が分厚いぶん、下半身側にもしっかり身が入ってた。昨日に引き続き美味しくいただきました。
ご馳走さま!
食べ物としての見た目はちょっと怖いかもだけど、ムシという名前がついてもやっぱり甲殻類なんだなという感じ。
興味がある人は是非ともシーパラに行って食べてみて!