最初はリアルなカエルに近づける方向性だったのに・・・
僕が好きなソフビのひとつに「ケロンガ」がありまして、それをカスタムしたい欲求が溢れ出しついに手を加えてみました。
手芸店で見かけた猫の目ドールアイを入れてみたらリアルなカエルさんになるんじゃなかろうかと思い、こちらのケロンガさんをカスタムベースにしていきたいと思います。
ドールアイの直径に合わせて目の部分を削ってみたら目が飛び出しているような感じになり不格好。これは目をくり抜いてはめ込まないと・・・と削ってこんな状態になりました。
猫の目ドールアイを縦ではなく横向きでセットするとこんな感じ。
いい感じにカエル感が漂う・・・♪
しかしどうしても目の周りに隙間ができてしまい、それを埋める方法を模索しなくてはいけない。それにそれをただ埋めて完成ではカスタム感がまるで無い・・・。
そんなことを考えていたらソフビに和紙を貼り付けてペイントをしているアーティストさんがいたのを思い出しました。確か「イヌハリゴン」作者の照紗さん。
それに以前デイトナか何かの雑誌で所さんが古い書物を破いて糊で貼り合わせて爬虫類みたいな人形を作っていたんですよね。あれをいつかやりたいと思ってた。
そしてたまたまホームセンターでちょうど良さげな和紙を見つけたのでこれを貼っていくカスタムをやってみることにしました♪
木工ボンドを水で溶いたものでソフビに和紙を貼り付けていきます。
簡単に貼れると思ってたけどソフビはボンドを弾くし、和紙を細かく千切らないとうまく貼り付けていけない・・・なかなか根気のいる作業です(爆)
乾燥すると下地の色が見えてしまうので、貼っては乾かすを数回繰り返していきます。
すぐに完成すると思ったもののなんだかんだで3〜4日ほどかかりました。
完成!和紙ケロンガ(わし、ケロンガ!)

和紙を層にして貼り付けたためケロンガの細かい造形は隠れてしまいました。
和紙に書かれた文字と紙自体の薄茶色の風合いが合わさって古びた和製ミイラのような佇まい・・・。
文字は何が書かれているかわかりませんがこのケロンガを封印している呪文のよう。
目の周りの隙間も和紙で埋めることができていい感じでドールアイが収まりました。
和紙をちぎってひたすら貼る。そして乾かす。また和紙をちぎってひたすら貼る。
見た目の割に手間がかかりました(爆)
色を塗るとかではなく造形そのものに手を加えるというのも楽しいですね。
もちろんこれらを生み出してくれたアーティストさんを尊敬しつつ、さらに勝手に自分とコラボさせてもらうような気持ちで楽しませていただきました☆