昨晩ふと昔の手帳を見ていたら一番最初の仕事をやめて高校講師になった時のころのことが書かれていました。2009年三月に段ボール工場を辞めて大阪から茨城に帰ってきて、母校で講師として働く時の気持ちの変化などを書いていました。
そこには「生徒と一緒にいるのが落ち着かない」と今となってはあれ?って思うことが書かれていました。生徒といるのが最高に楽しいと思える今の気持ちはずっと変わっていないと思っていましたが、自分でも知らず知らずのうちに気持ちって「変化」してるんだなと「気づいた」瞬間でした。
そういう気持ちの変化っていうのは、書き残さなくては分からない変化でもあります。 これから(来年)就職活動をしていく高校生または大学生のみなさんに「気持ちを書き残す」ということをやってもらいたいなと思います。
それはなぜか
自分探しという無駄な時間を過ごさずに、自分を知る・気づくという時間を持ってもらいたいからです。
そもそも、来年は就職活動をする学生にとって残りの一年というのは長いようでとても短いです。来年の就活の時になって「自己分析」をやったところで自分って何だろうと思い悩みます。誰もが思い悩んで、自分探しに行くと言って無駄に時間を浪費したりします。
必要なのは探すことではありません。今の自分に「気づく」ということです。 旅行先に「自分」がいるわけではありません。旅行は気分転換とか楽しむために行けばいいのです。カッコつけて「自分探し」という言葉をつかうのではなく、「今の自分」というもの知り、もっと磨けばいいのです。
自分を知るためには、ただ頭の中で考えているだけではダメです。頭で考えて、考えて、考えて思考が深くなったくらいで別の作業をしてしまい、いつの間にかまた同じ考えを堂々巡りさせてしまう可能性があります。だから、考えていることを紙に書き出しアウトプットする必要があります。
自分の考え、気持ちというのを書き出すのは小学校時代の日記を書いているようで恥ずかしくなります。
「自分はものづくりが好きです。機械を扱うのが得意です。いや、得意ってほどじゃなく他よりちょっと上手いくらいです。いや、これがそのまま売れるレベルかといわれるとそこまで上手くないです。んー、こういうことは書かなくていいか。」
って思ったりしちゃいますよね。自分の気持ちを書き出すのは書慣れていない人からすればかなり苦痛な作業だと思います。10人いたら10人ができるわけではありません。その中の2~3人くらいかもしれない。でも、今からそのアウトプットを一年間続けられれば、その他大勢を引き離すくらい成長している自分をみつけられます。
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9月30日(月) 午前中 仕事 昼 ブログ更新 高校生の就職に関する内容を書く。 早い段階で就職を意識してもらい、就職が決まったら残りの学生生活を楽しんでもらいたい。
午後 仕事 明日以降のブログネタを考える。 毎日更新は自分に対する課題。楽しんで読んでもらうにはどんな話題を見つければいいか・・・。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
行動記録と自分の気持ち。これを手帳なりノートにこれからの一年間書いてみましょう。いつでも持ち歩くなら手帳がオススメかな。 書く量も少ないし、ちょっとした気持ちを書き込むだけなので苦痛ではないと思います。決まり事としては「ネガティブなことは書かない」ということ。
部活 ◯◯君が何もしない。いるだけジャマ。あーむかつく!!!!
こんなこと書いても、嫌な気持ちだけ残すことになります。書き方としてはポジティブに!次に繋がるように書いていくのがポイントです。
部活 ◯◯君にトレーニングで走ろうと声をかけても何もしない。人の気持ちを動かすのは難しい。人を行動させるには自分はどんなふうに対応した方がいいだろう?人の心を学ぶ勉強もやってみたい。
こう書けば、実際に起こった現象から、自分がどう思って何を行動しようとしたのかがはっきりします。僕自身、高校時代にこんなふうに書き残したことはありません。大学生になってからでした。でも、これを高校時代からやっていたならば今よりもう少し成長していたかもしれません。
簡単な作業だけど、これを続けるのは結構根気がいります。誰でもできることではないかもしれませんが、書き残していくことができれば就活もすんなり合格できるほど成長することができるかもしれません☆