小柄で華奢なナイフだけど、だからこそ道具の扱いを学べるナイフ。
初めてのモーラナイフはクラシック2だった。Youtube見てたらやたらモーラナイフはいいぞー!っておすすめされる(ヘビーデューティー、コンパニオンなど)から色々見てたんだけど、そこは他人と被らずに木製のハンドルのモデルがいいなってことで選んだ。
とってもチャチなプラスチック製シースに、工具みたいな持ち手のハンドル。しかもハンドルとナイフの隙間に水が入ったなら錆びてしまいそうな構造。
当時の写真を見ても刃の先端が軽く錆びてるのがわかるくらい・・・使わずに放置してたナイフ。
そのハンドルを割り、刃を短く加工し、別の木材でハンドル作ったりして弄ったのが下の写真。
今は革のシースも作り、木材を削る時などはほぼこのナイフを使っている。木を削る時はとても使いやすいナイフ。
だけどもモーラナイフのクラシックって、やっぱりあのデザインがシンプルで良いよなぁと改めて思った。
そんで購入したのがモーラナイフクラシック1/0というモデル。
クラシック2は刃厚が2.5mm、対してクラシック1/0は2.0mmとなっている。過去に購入したものとの大きな違いとしてはハンドル材の塗料が赤ペンキみたいなのが木目の見えるニスのようなものに変更されている。
あと大きな違いがプラ製のシース。ベルトループ部分が一体のプラスチックから革製に変更になってる。ほんのちょっとだけ高級感がアップしている。
Amazon | モーラナイフ (Morakniv) クラシック 1/0 カーボン | モーラナイフ(Morakniv) | シースナイフ
刃体の長さ:約77mm 全長:約170mm 刃厚:約2.0mm 重量:約38g(ナイフのみの重量)
シース含めて約56g
なんと言ってもこの軽さが良いね!
メインナイフとは別に、首に下げて持ち歩くネックナイフとしても良いと思う。
そして何かしらのいじりたくなったので黒サビ加工を施した。ハンドル部分は革染で余ってた塗料を使い全体的に黒く仕上げた。
そしてシースの革部分も染めて、全体を黒に仕上げて大人な雰囲気に。
最近のキャンプブームでは薪をバトニングするようなフルタングのナイフが人気だね。自分もモーラのガーバーグ持ってるけども、丈夫なナイフだとどうしても扱いも雑になりがち。
丈夫だからこそそれに耐えうるのだけども、そもそもバトニングって必須では無いと思うんだよね。自然に落ちてる枝を拾う場合、手で折れば良いし太い枝なら蹴って折ってもいい。
フルタングのナイフがあれば市販の広葉樹の薪も頑張れば割れる。でもそれ、必ずしも割る必要はない。そのまま焚き火台で使えるならそれでいい。でもまぁあえてナイフでバトニングしたいって気持ちもわかる。
でもあえて華奢なクラシック1/0だけだったらどうだろう。刃厚2mmだしタングも細いのでバトニングするにも薪の太さを選ぶだろう。
ナイフを叩きつけるようなチョッピングも避けたい、曲がっちゃうかもしれないし。
薪として使うなら、薪として使えるサイズにすれば良いだけであって必ずしもバトニングやチョッピングが必要では無い。とくにサバイバルの環境であれば尚更道具は大切に扱わないと命に関わる可能性がある。
折れないように使う、曲がらないように使う、刃を持続させる使い方をする、壊さない扱い方を学ぶ。それを思い出させてくれる良いナイフだと思う。