「ミシンの部品加工」作って、作ってもらって「刺繍と金属と革」

この間、作業着に会社のロゴとネームの刺繍をお願いしにスタジオマロンブリッジに行ってきました。
 
 
 
作業着とエプロンを預けてデザインを決めて注文終了。パソコンに向かいながらデザインを決めたので大まかなイメージができて仕上がりが楽しみ(・∀・)
 
そして、今度は逆にミシンのパーツの修正とレザークラフトに使う「捻」という道具の修正を頼まれました。
 
 
こちら、ミシンの押さえの部品。細かなところを縫えるように先の部分と後ろの部分をカットしてほしいとのこと。
 
 
 
こんな感じでスキーから猫足のようにしました。これで細かな部分を縫う時もかかと部分?が引っ掛からずに軽やかにターンできることでしょう☆
 
 
 
次にミシンの送りの部品。スタマロでは主に革を縫う時のミシンに使われていて、送る時にどうしてもギザギザの跡がついてしまい戦車が通ったようになってしまいます。
 
そこで高さを変えずにこのギザギザ部分を肉盛りして欲しいとのこと。
 
 
 
ネジ穴にロウが流れないように塞ぎます。ギザギザ部分もロウが乗りやすいように洗浄、脱脂、ブラッシングをしておきます。
 
 
 
モリモリに盛れました☆こぼれ落ちることなく表面張力みたいに乗っかってます。
 
 
 
平面を保ちながらヤスリがけしていきます。
 
 
 
うっすらとギザギザの線が出て来たので、このあとは水研ぎして仕上げます。
 
 
 
 
 
もう一つの作業の「捻」(ねん)の研磨
 
 
 
革に直接触れる面なので表面のザラツキを落としていきました。
 
ここで、「捻」をちょっと作ってみようと思い立って・・・
 
 
 
預かったものを参考に3種類作ってみました。
左    革の角を焼き固めるもの
真ん中  革の曲面に沿わせて、筋をいれるもの
右    直線上に筋を入れるもの
 
井田君の持ってるコテに合わせて作ってます。
このあと、先端に強度を持たせるために焼き入れ作業をしました。
 
 
 
「捻」3種類完成!とりあえずこれはプレゼントして使い物になるかどうかの感想をいただこう。
 
 
 
 
 
 
 
ミシンの送りのパーツも研ぎ上がって完成。
「もう二度と、戦車が通ったとは言わせない!!!」
 
そして本日納品~。
作業着の刺繍ができてました♪
 
 
いいね!かっこいい!ネームだけじゃなくロゴまで入れられたのが嬉しいね☆
 
 
 
あと作業エプロン☆ステキ!!
 
そして刺繍をやってる間にミシンの送りも取り付けて、まだ時間があったのでそのパーツのテストをかねてiPhoneケースを作ってもらいました♪
 
 
 
iPhoneを抜きやすいように中心をU字に切り取ります。
 
 
 
3mm厚の革の二枚重ね。6mmの型抜き!さすがに力作業だったけどもこのヒシ目打ち機で抜くことができました♪
 
 
 
新品の革&タイトに作ったのでiPhoneを入れると取り出せなくなるw
家に帰ってiPhoneと同じサイズに板をカットしてこれを突っ込んで馴染ませます☆
 
 
 
ほら!良い感じになってきた!スタジオマロンブリッジの「NABAK」(ネイバック)のロゴ入り。使い込んで良い感じに育てていこう☆