初めて見た時は「これは絶対買わないアイテムだな」と思ってた。
フィンランドに古くから伝わる木製食器をルーツに生まれた「クピルカ」・・・ということで、パッと見た感じ木でできてるように見える食器です。
木の繊維とポリプロピレンを合わせた材料で、プラスチック製品のように耐熱性がありながらも自然に溶け込むような木の雰囲気を楽しめるアイテム。
モンベルのギフトカードをいただいたので、今回はクピルカ55というカップというよりボウルを選んでみた。
手に持ったサイズ感はこんな感じ。
今からもう10数年前、白樺のコブで作られた「ククサ」に興味を持ってた時期がありまして、そのくらいにこのクピルカシリーズも出てきたように思います。
その時感じたのは「木のような見た目のカップではあるけど、プラスチック製でこの値段かぁ。高いし木でもないし、買うことはないかな」といった印象だった。
今まで木の食器類を使ってきて思うけれど、天然の素材を使った食器は手入れが面倒くさいということ。
使ったまま放置したら染み込むし、洗って乾いたらたまにオイル塗ってメンテナンスしなきゃだし、使い方悪けりゃカビることもある。
当時手に入れたククサもたまーに使うことはあっても、日常的にはほぼ使ってない。今でもたまにオイル塗って愛でるだけのアイテムとなっている。
逆を言うと、普段使う製品ならばメンテナンスフリーなアイテムの方が良いってことだ。木のお皿は見た目こそ良いものの扱いは少し面倒。でも木に見えるけど実際はプラスチックであるならその辺何も気にせず扱えるのが良い。
やっぱりキャンプと言えばスナフキンだよなってことで、「料理を作るスナフキンとそれを待つムーミン」の絵柄のものを選んでみた。
裏面を見るとメイドイン フィンランドの文字。
当時は「絶対買わないアイテム」と思い込んでたが、時間が経てば考え方も変わるもんですね。
ただ、値段が高いなオイ!っていうのは過去も今も変わらない感情。
このクピルカ55は約4800円。いま調べてみたらムーミンの刻印の無いモデルなら1000円くらい安いのか!!
今回モンベルのギフトカードをもらったので興味が湧いて買ってみたけど、普通に買うことを考えるとアウトドアで使う皿に4000円〜5000円はなかなか出せないなぁ。
木とポリプロピレンを合わせているから高いのであればプラスチック100%の安い食器でも良かったかもしれない。
ただクピルカというものに興味を持ったし、キャンプで使うより普段から家の食器として使えば割れにくいし、洗いやすいし、扱いやすいので良いと考えて選んでみた。
取手付きの食器って、アウトドアなら定番だけど家用の食器では珍しいね。実際取手があると便利だから、今後買い足すこともあるかもしれない。