モノマネやら何やらYoutubeを見ていて気になったのが「カイジ」の実写版です。
そう、あの藤原竜也がやっている「カイジ」。
アニメ版のカイジをマネする人もいれば、実写版のカイジを真似する人もいてなかなか面白いことになってます。実写版のカイジは実は『カイジ2~人生奪回ゲーム~』しか見たことが無くて1からの話の流れを知らないまま見ていました。
嫁さんは1も2も見ているようだったのですがせっかくなのでDVDを借りてきました。
カイジって「博打の天才」みたいなイメージだったけど、ダメ男感がハンパないやつだったのね。
アニメ版カイジなど全体を通して見たことがなかったので勝手に「天才ギャンブラー」なイメージだと思っていました。
しかし実際にはバイトで毎日を食いつなぎ、宝くじなどで一発当てて「人生を変えてやる」と意気込んでいる青年で、いつのまにか連帯保証人なってて借金かかえちゃうダメダメぶりです。
しかもお人好しなのか人の話を真に受けて簡単に騙され、それでも自分は悪くない、回りが悪い、ふざけるなとのたうち回るダメ人間ぷりが楽しめます。
それでも勝負事の時には頭がキレて冴え渡り、ギリギリと追いつめられながらも突破口を見いだします。ですが最後の詰めが甘く地下帝国へ送られちゃうのですね。
劣悪な環境で重労働を強いられるけど借金をかえすためにやらざるをえない。月一回の給料日には微々たる金額だけが手元に残るが、ビールやつまみなどの誘惑がカイジを襲う。
最初は拒否するも班長の甘い誘いにのっかり・・・
カイジ!豪遊!!(アニメ版)
返済のために取っておかなきゃいけないお金を快楽のために使ってしまいます。
ところどころ見え隠れするカイジのダメっぷりを見ていると、「あぁ今の自分はカイジに比べたら全然マシだな・・」なんて気持ちになってきます(笑)
それでももちろんダメダメなまま終わるわけではなく、自由を求めて、金を求めてカイジは奮起します。どんなに悪い状況の中でも頭を働かせて突破口を見いだすカイジ。ダメだと諦めるのではなくほんのちょっとの可能性でも見つけ出そうという信念。
そのような「執念」を持たないといけないなと考えさせられます。
だからね、今の自分が辛くて苦しくてどうしようもないなって思ったら・・・「カイジ」見てみるといいですよ☆
こんなクズみたいな人間だって、生きている実感を味わっている。実際に「もうダメだ」と思ってたとしてもカイジにくらべたらまだマシだなって思える。じゃあカイジならどこに突破口を見いだすだろうって考えてみる。
カイジはエリートでもなければ天才でもないし世の中をうまく渡れるほど器用でもない。でもギリギリの状況で「何をしたらいいか」「どうしたらいいのか」「これを切り抜ける道はないのか」と必死に考え、そして行動する。
そして勝負に勝つために「戦略」を考え「仲間」を見つける。カイジは自分のポテンシャルを引き出すために仲間をみつける。それは決して踏み台にするためではなく、ともに勝ち上がろうとするための仲間。
そして裏切られても立ち上がる姿勢はバカのようだけど人間らしい温かさがある。
だから精神的に疲れちゃったときはコンビニでビールと焼き鳥(あとポテチ)を買って「カイジ」を見てみるといいよ!もちろんビールはしっかり冷やしておこう。焼き鳥はいつでもチンできる準備を!
そしてビールを掴んでこう言おう。
「キンキンに冷えてやがる!!」