カメラと写真。「身近な風景を切り取るツール」

こんにちはヤマナカ(@miapom)です。

最近インスタグラムがやけにおもしろいのでカメラと写真について考えてみました。

 

カメラ・写真への興味

僕が写真に興味を持ったのは田中長徳さんの「仕事にこそデジタルカメラを使う」を読んでからだと思います。この当時はまだスマートフォンとかもまだ出てないころだったかと思います。

 

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当時はまだガラケー全盛期。デジカメを「画像メモ」として活用しよう!といった内容の本でした。

デジカメの基本として人物の取り方とか、ガラス越しの撮影だとかを学びましたね。僕は基本的に人を撮影するのがあまり好きではないので今までポートレートなどあまり撮影してきませんでしたが、身構えて撮影するよりもスナップ的に自然な表情を撮る方が好きです。

 

 

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しばらくして田中長徳さんの「カメラは知的な遊びなのだ」を購入し、デジタルカメラではなく「フィルムカメラ」に興味をもつようになります。この本ではデジカメと銀塩カメラのそれぞれの特徴を述べた上でそれらの使い分けの方法などを書かれています。

ちょうどこのころカメラを仕事にしている友人に聞いて、リコーGR1を中古で購入しました。

 

フィルムカメラでもう一つ気になっていたのがトイカメラと呼ばれる存在です。

 

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マイ・フォト・デイズ  著:池田 葉子

この本ではロシアのロモというトイカメラを筆頭に、様々なフィルムカメラとともにそれらで撮影した写真が載っています。そう、トイカメラ。プラスチックのボディにプラスチックまたはガラスのレンズ。そこから映し出される独特の写真。デジタルカメラのように見たままを細かく映し出すわけではないけど、そこに色づけされた写真はストーリーを含んでいるというか、撮影者の心を映すというか・・・または気まぐれ写真であったりするけれども。

 

こういった偶然性をも楽しめるのがトイカメラの面白い部分ですよね。持ってないけど。

持っていないけど、トイカメラのような写真をずっと撮りたいと思ってました。でもデジタルカメラでは全てにピントがビシッとあってしまい柔らかい雰囲気は出ないし、フィルムカメラのGR1はその性能の高さはトイカメラとは目指す方向がまったく違う。

 

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とくにこのホルガなんて「キングオブトイカメラ」とか「世界で唯一魂を持つカメラ」と呼ばれている人気カメラ。雑貨屋さんとかいくと様々な種類のホルガが売られていますね。それがすごーく欲しかったんですよ。そこに展示されているような「ピントの合っていない」「色が飛んでいる」「光の加減がおもしろい」色とりどりの写真を撮ってみたいって。

 

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でね、たまたま友人の家に遊びにいったらそれが置いてありまして。

ひととおりいじくり回して撮影したら満足しちゃったんですね。写真・・・現像してないけど(笑)

 

フィルムカメラの欠点って、現像にお金がかかることですよね。僕もちょっと余裕があるころはGR1で色々写真を撮って楽しんでいました。でもモノクロ写真になると現像代も高くなるし受け取りにも時間がかかる。撮ったらすぐ見たいのに。

カメラが仕事の友人いわく自分で現像するのも簡単だし、それも楽しいよって。

それなら一度やってみようとも考えましたが、僕は「現像をする」のがしたいのではなく「とりあえず写真ととりたい」という気持ちだったので現像はやりませんでした。

 

写真を撮るだけでお金がかかるならフィルムカメラはやめてデジタルカメラにしようってことで選んだのが「リコーGRD3」でした。そして次に手にした本がこちら。

 

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路上スナップのススメ 森山大道

GR1について色々検索しているうちに森山大道につながり、GRDへと繋がっていきました。僕は写真のことは詳しくないしカメラについても何が良い悪いもよくわからないけど、「GR」という機種にはそれどくとくの雰囲気が宿っていたように思います。

正直を言えばGRDとその他のデジカメとの写りの差なんて全然わからないし、工学ズームの無いデジカメは使い勝手が良いとも言えません。でも1cmの接写(マクロ撮影)ができるのはすごくいいね!

 

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今手元にあるデジカメはこのGRD3だけになりました。旅行に持っていったり、何かイベントがあれば使うのがこのデジカメ。「GRDなんて値段が高いし、何が良いのかよくわからねー」なんて思っていましたが、性能がどうのこうのよりもマグネシウムボディだとか「評価の高いカメラ」だと言われている部分に自分は惹かれているのだと思います。

 

以前はGRDで撮影したものをPCに取り込んでいたりしましたが、今はWi-Fi経由で直接iPhoneに飛ばしたりできるので多少便利に扱えます。

 

でも、やっぱりその一手間が面倒だったりもするわけです。

 

巡り巡って・・・カメラはiPhone

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今現在、一番活躍しているカメラはiPhone5Sのカメラです。使うアプリは純正のカメラアプリの他にEvernoteとInstagramがほとんどです。基本的に子供を撮ったりブログ用写真を撮るのは標準のカメラアプリ、Evernoteはライフログや食べたもの・書類などの記録用、気になるモノや風景を切り取りたい・写真として残したいと思うものはInstagramで記録しています。

 

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何気ない建物でも「Instagramで撮ったら絵になるかも?」という気持ちでまわりを見る事が多くなりました。ただ写真を撮りたいと思うのではなく、「Instagramで撮ってみたい」という感じです。Instagramグラムには最初から数種類のフィルターや調整できる項目がいくつかあります。

撮った写真を加工してシェアするまでの動作が簡単かつ早いのが気に入っています。

 

 

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普段なにげなく目にする人工物であっても、自分が見えている色とか雰囲気というのは人それぞれだと思います。Instagramではそれらの内面フィルター(自分フィルター)を形にして表現できるのが面白いなとおもうわけです。同じものを見た時に相手はどう見えてるかわからないけど、「自分はこんな感じで見えてますよ」っていうのを表現できるっていうのかな。

 

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今朝、駐車場でみかけた葉っぱ。

写真とってフィルターを選んでいる時にだってインスピレーションが湧くというか、「おお!コレがいい!」というのが見つかる場合もあります。この写真の場合は中心の新しい芽に対して周りは成長した古い葉っぱなのですが、カメラのフィルターを選んでいる時点で作り出したい「絵」のイメージがわき上がるのを感じました。

 

以前ではトイカメラでしか出せないような色合いや雰囲気がアプリケーションによって簡単に作り出すことができます。それはフィルムカメラのように偶然である場合もあるし、自分が作り出したいと思う表現をかなえてくれるものでもあります。

 

僕自身はデジカメを使うよりもiPhoneのカメラで撮影することの方が多くなりました。それは撮ってから(SNSなどに)アウトプットするまでがとても早くて便利だからです。デジカメであればよりキレイな写真を撮る事も可能でしょうが、データ容量だけ大きくなってしまい送信に時間がかかるのも困ります。ある程度の画質で、ほどよく加工できてポンと投稿できるのが自分のライフスタイルに合っているのかもしれません。

 

今でもデジカメを使う時は「画像サイズどうしよう・・・」「画質どうしよう・・・」と多々悩みます。基本的にブログで使うことが多いのでそれほど大きな写真データは必要無いのですが落としどころ?っていうのかな。それがいまいち掴めないでいます。今は基本的にiPhoneで撮影して、それらのデータはGoogle+のクラウドにバックアップを取っています。写真データって膨大ですからね。

 

でも今日、こうやってカメラと写真に関する記事を書いていたら久々にGRDで遊びたくなってきました。もう一度本に目を通し、スナップ写真の楽しみ方などを満喫してみようと思います♪

 

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