残さないつもりで「書き捨てる」ことの意味
僕がブログを書く理由として「ネット上に生きた証を残したい」というものがある。つまりは「残す」ことを前提として書いている。
それはブログだけじゃなく、SNSでもアナログの手帳でもノートでも基本は「残すこと」を前提に書いている。
「書き捨て」は、はてなブログでは有名どころであるフミコフミオさんの書籍「神・文章術」で紹介されていた。
書き残すことは「うまく書こう」とか「体裁を整えよう」とする意識が働くため縛られてしまう。
書き捨ては捨てるつもりで書くため「あとに残さない意識」で書くため何にも縛られることなく自由に書くことができる。
つまり誰かに見られたら恥ずかしい本なだったり、誰かを傷つけてしまうような汚い言葉や恐ろしい言葉だろうが「捨てる」という前提であるため自由に書くことができる。
そんなに極端なことでなくとも、これは残ったら嫌だなと思うようなことであったとしても、自分の頭の中や心の中を自由に出すことのできる方法が「書き捨て」という行為である。
なので書き捨ては手帳などではなくノート(またはコピー用紙とかチラシの裏とか)に書くのが良い。自分はロルバーンのノートを使ってとりあえず頭に浮かんだことを書き捨てるようにしている。
頭に浮かんでるというのは「言葉」として漂っている状態で「文章」になっていなかったりもする。その場合は箇条書きでもなんでも良いので「言葉」を紙の上に並べるつもりで書き出す。
その日に起こった出来事(日記)でもいいし、なにか気になることについて書いてもいいし、ブログに何を書こうかな?とアイデア出しのつもりで書いていい。
とりあえず頭の中にある言葉を出すことで、文章としてまとまりができたりするし、なんとなくモヤモヤしてた思いがひとつの答えとなって出てくる場合もある。ノートに書き捨てをしたことをさらにまとめて手帳に書き写すこともあるし、ブログのアイデア出しででたものを素材にブログにまとめてもいい。
これまではパソコンを開いてから「ブログに何を書こう」と思って全然進まないことが多々あった。今はまずノートに「書き捨て」をすることで頭の中が整理されるようになったと感じる。これはブログに限らず、なんとなく不安だとか気持ちがモヤモヤする場合、紙とペンだけでやり始められるシンプルな問題解決法だと思う。
実際のところは現時点で何も解決はしていないのだけれど、その問題にたいしてどうアプローチするとか、見方や考え方を変えてみるキッカケになる。
何も解決しないならやるだけ無駄だと思わずに、まずは紙にそれらの問題点を自由に書き捨ててみてほしい。
お気に入りのノートやペンを使わずとも、身の回りにある紙とペンで簡単に始められる。
自分の場合はノートもペンも趣味のひとつなのでどれを使おうかという楽しみもある。筆圧かけずにスラスラと書きたいなら万年筆使おうか、気合い入れて力強く書くならこのボールペンを使おうか?といった感じである。
こだわってもいいし、こだわらなくてもいい。どうせ書いて捨てるんだという気持ちで紙に向かえばいい。
特にメンタル落ち込んでる時なんかはやってみることをおすすめする。遠い昔、ブラック企業で働いていた時に毎日のように手帳に書いてた。その時は残すとか捨てるとかは意識せずに感情のままに書いていた。しかし最後はポジティブの形になるようにって何かの本に書かれていたのでその通りに書いてた。
◯◯がむかつく!あの言い方は気に入らない!→だからもし僕が先輩や上司になった時はそういう言い方だけはしない!
といった具合だ。
ちょっと書き捨てから話はそれてしまったが、手書きで書くという行為はデジタルで打ち込むのとは違う効果があるので興味ある方は実践してみてはいかが?