お願いごと、頼み事があるときは具体的に言わないと伝わらない。

Facebookでかさこさんが「助けてと声を上げれば意外と人は助けてくれる」という記事を投していた。

つまらないプライドを捨てて「困った」「助けて」と伝えれば助けてくれる人は周りにいると言っている。

僕も同じように思う。困ったことがあるのに意思表示をしない、頼みたいことがあるのに直接言わない、遠回しすぎて伝わらない。これって本人のストレスでもあるし、場合によっては相手のストレスでもあります。

今朝こんなことがありました。

実家の自動車を車検に出すため母が車屋さんに電話をしていました。車検で車を預けてしまうと買い物などが不便なため代車を利用したいと母は思っていました。

母「車検をお願いしたいのですが、1〜2日じゃ戻ってこないかな?出かけるのに使うので車をお願いしたいです。」

僕「あれ?代車が必要ですって伝えないと相手もわからないんじゃないかな?」と思いましたがすぐに電話は切ってしまったようです。しばらくして車屋さんが来てうちの車を引き取っていきましたが、代車は持ってきてくれませんでした。母も困ったようでしたが2〜3日がまんすればいいかと諦めていました。

 

こういう小さなすれ違いって普段の生活でたくさんあります。母の立場からすれば「気が利かない車屋だ」と思うかもしれませんし、車屋から言わせれば「ちゃんと言ってないから知らなかった」ということになります。

上の代車の件はひとつの例ですが、普段自分と関係の近い人(家族・友人)の間こそこのような「ちゃんと言わなくてもわかるはず」という勝手な思い込みによるすれ違いが多くおこります。

身近な人だって自分の心の中まで見透かしているのではないので「言わないと伝わりません」。

 

僕がお菓子を食べていると息子が、「それ美味しい?」と聞いてくることがあります。

「美味しいよ♪」と伝えることはあっても僕は分け与えたりしません。息子が「ちょっとちょうだい」と言えば分けますが、その意思表示をしなければ全部自分で食べてしまいます。

もちろん「それ美味しい?」と聞いてくる時点で欲しいのだろうなということはわかります。

でもそうやって他人の判断に任せて行動してちゃいけないよってことで、自分がどうして欲しいのか「言葉で伝えるように」ということを常日頃言うようにしてます。

 

直接伝えずニュアンスだけで伝えるというのは日本の美的感覚のように言われてますが、そんなことしてたら絶対に思っていることは伝わらないし、誤解されかねません。自分にも相手にとってもストレスになります。だから自分の思うことはしっかりと自分の言葉で伝えることが大切なのだと思います。

言わなくてもわかる、阿吽の呼吸というのもあります。長年連れ添った夫婦では言わずとも通じる何かがあるかもしれません。もしかしたらどちらかが諦めて折れている場合もあるかもしれませんが。

でも人間には言葉があります。プライドなんて変な感情は捨てて思うことを言葉にして伝える努力をしなくては思っていることなんて伝わりません。それだって相手に100%伝わるなんてことは稀で、7割・・・いや半分も伝わっていないことだってあります。

だっただらなおさら、伝えるための努力をしていきましょう☆